ゴルフスイング
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原因はクラブ長さ? ドライバーの“振り遅れ”解消法!
ドライバーで飛距離が出ない、スライスする、テンプラやダフリになる…。そんなことってありますよね。
共通する原因のひとつは振り遅れです。
しかし、ただ闇雲に練習してもなかなか解消できないものです。
ここでは振り遅れの原因を確認し、それに合わせた改善方法を見ていきましょう。
振り遅れってどういう状態?
詳しい改善方法を見る前に、まずは振り遅れがどんなものか見ていきましょう。
振り遅れとは、体が先に回っているのにヘッドが後方に残ったままついてこれていないことを言います。
右肩が下がってインパクトに向かうため、フェースが開いてスライスしたり、ヘッドも下がってダフリにつながるわけですね。
では、ドライバーの振り遅れる原因はどこにあるのでしょうか。
ここを確認できれは振り遅れ解消に向けて大きく前進できそうです。
振り遅れの原因って?
振り遅れる原因には大きく二つあります。
まずは単純に気が急いてしまい体が先に回ってしまう状態です。こちらはなんとなく想像しやすいですね。
もう一つは、ドライバーとアイアンとの長さの違いにあります。
ドライバーはおおよそ45~46インチ、アイアンはおおよそ38インチ、つまりやく7~8インチの差があります。
1インチは25.4ミリですので、20センチ前後くらいの差となります。
こうしてみると結構な違いですよね。
これほど違うと、もちろんスイングのタイミングも違ってきます。
これが振り遅れのもう一つの原因と考えられます。
こうなれば改善方法も違ってきそうですね。
気が急いてしまっている場合
同行者からすっごく見られてて緊張する…! 遠くへ飛ばしたい! 等々気が急いてしまう理由はさまざまです。
結果が振り遅れとなるならば、その改善方法はある意味一番簡単で一番難しいでしょう。
あくまで普段のスイングが正しい場合、それはもう心の問題だからです。
自分のスイングが正しいと信じてゆったり落ち着いてドライバーを振ることができれば改善できるでしょう。
平常心を保つため、スイングイメージを心の中で「1、2、3」と唱えれば、少しは集中できるかもしれません。
クラブの長さや重さが原因の場合
普段アイアンで問題ないショットを打てている場合、ドライバーで同じスイングをしてしまっているために振り遅れている可能性があります。
約20センチ長い分、ヘッドの動きもそれだけ遅れます。なのに体はアイアンの速さなのでここにズレが生じるわけですね。
その改善方法は、初心に忠実に、ゆったりとしたスイングを意識することです。
足の体重移動やヘッドの軌跡、腰の動き等々無理のないショットを常に意識しつつ繰り返し練習していけば、いざ本番となってもその効果を実感できるでしょう。
また、単純に重たいクラブや長いクラブは、クラブの慣性モーメント(クラブMOI)が大きくなります。
クラブMOIが大きいクラブは、振り遅れやすいといわれています。
ですから、ドライバー自体を軽くしたり、短くしたりすること(もしくは短く持つこと)も振り遅れ解消には有効です。
振り遅れ解消に向け原因と改善方法を見てきましたが、いかがだったでしょうか?
振り遅れには、スイング的な問題とクラブ的な問題があることがわかりました。
まずはどちらに問題があるかを見極め、振り遅れを解消していきましょう。