ゴルフスイング
Nick Jagger
パッティングで「俺はチキンだ」と開き直るのもアリ?
大ヒット映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でマイケル・J・フォックス演じる主人公マーティがブチッと切れる一言を覚えていますか?
そう「チキン(腰抜け)」と喧嘩を売られると、思わず相手に立ち向かっていきましたよね。
「チキン(ハート)」とは、腰抜けのほか、弱虫とか小心者という意味もありますが、ゴルフの場合、パッティングでショートばかりするゴルファーに向けられるキツい一言です。
「ネバー・アップ・ネバー・イン」分かっちゃいるけど……
「ネバー・アップ・ネバー・イン(届かなければ入らない)」、これはパッティングの真理です。
しかし、バーディーパットを狙いにいって大きくオーバーし、3パットのボギーで終わってしまったことは、ほとんどのアマチュアゴルファーは経験していますよね。
反対に、オーバーを極端に恐れて、距離を合わせにいってしまうタイプもいます。
後者の場合、度を越して、常にショートばかりしていると、半ば蔑(さげす)みのニュアンスを込めて「チキン」と呼ばれてしまいます。
これは仲間内で冗談半分で言われていると分かっていても、バツが悪いですよね。
「どこまで転がすか」を明確にイメージする
「俺はチキンなんかじゃない」と反発したくなりますが、そうすると今度は強めに打ちたくなるのが人間です。
また、ショートしないように意識したとしても、よく言われるように、脳は「してはいけない」という否定的なことを理解できません。
ショートしないようにと強く意識するほど、ショートしてしまうのもまた人間の悲しい性なのです。
つまり、どちらも適切な対処法とはいえないのです。
なすべきことは「どこまで転がすか」を決め、そのイメージ通りに打つだけです。
「チキン」であること受け入れる
「俺はチキンじゃない」と強がって、届かせるつもりのパットがショートしたときは、メンタルのダメージも大きくなります。
それよりも「はいはい、俺はチキンですよ」と受け入れてしまうこともありなのです。
あるいは、同伴メンバーに対して、そのように開き直って振る舞うだけでもいいのです。
その心理的な違いは、後で大きく作用してくるものだと、メンタルの専門家は言っておりますが……。
うーん、難しいですよね。