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ゴルフスイング

レッスンプロ・クラフトマン 河野

「100切り」を目指すt様のスイングの変遷を見てください

こんにちは。

レッスンプロ・クラフトマンの河野です。

今回は、 以前「スイングがこんがらかってしまっているt様のお話」という題で記事を書かせていただいたt様の、現在までの改良点を解説させていただきます。

次のt様の目標は、100を切るです。

初回のスイング解説

t様がベストスコアを更新したら投稿しようと思っていましたが、夏の間はラウンドの予定が入っていないようなので、今までにスイングを改良できた点を解説させていただきます。 

上記の写真が、当店(ビッグキャリーゴルフショップ)に初めてお見えになった時の連続写真です。

アドレスからインパクトまでの写真を見ながら解説させていただきます。

●上記の写真2コマ目、ヘッドが手よりも上に上がっています。つまり外に上がっています。

●上記の写真3コマ目、トップで右手首が甲側に折れています(カッピング=フェースが開きます)。

●上記の写真4コマ目からインパクトまで、写真では分かりづらいですが、アウトサイドインのカット軌道です。

つまり、スライスになります。

ダウンスイングからフォロースルーまで

●ダウンスイングは高いところから引き下ろす動きで、アウトサイドインのヘッド軌道です。スライサーの典型です。

●4コマ目の写真で、シャフトは右肩の下に抜けています。ストレートなボールを打つためには、シャフトは右肩より上か右耳の下の辺りに抜けて行かないとストレートなヘッド軌道になりません。

以下は、初来店の時の会話です。

t様「ゴルフを始めて20年以上経ちますが、いまだに110平均です」

私「どのようなゴルフをなさっていますか?」

t様「右に行ったり左に行ったり、どうしたら良いかわからなくなっています。始めた頃は、飛ばし屋と言われましたが、今では情けないくらい飛びません」

上記のような会話からレッスンが始まりました。

現在の、ほぼストレートなスイング軌道

●初回の時はヘッドは外に上がっていましたが、少し後ろに引かれ背筋がネジレるトップになっています。

●3コマ目がトップで、左脇の閉まった安定した、“出前持ち”スタイルのトップになっています。

●出前持ちスタイルのトップから、軽いインサイドアウトのヘッド軌道で打ち出されたボールは、つかまったストレートな球筋から軽いドローになります。

●5コマ目がインパクトの直後です。体と手の間にスペースがありますが、これを懐(ふところ)と言います。

アウトサイドインの軌道では、この懐ができません。

●フォロースルーも、首の付け根辺りに抜けて、高いフォロースルーになっています。

とても良いフォームで、ストレートな良い球筋を連想させてくれます。

このフォームなら100を切るのも近いと思います。

何よりも、小技が上手くなっています。

レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。