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ゴルフスイング

Nick Jagger

史上最強の女子プロ・アニカ流ロングパットの極意とは?

100切りを目標にしているレベルであれば、18ホール中、パーオンできるのはせいぜい1~2ホールですよね。

たまにパーオンできたとしても、10メートル以上のロングパットが残り、カップインを狙った末に3パットのボギーなんて結果もよくあるのではないでしょうか。

グリーンのベント化が進む最近のゴルフコース

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日本国内では伝統的にコーライとベントの2グリーンとなっているコースが多くあります。

これは旧来の品種のベント芝の耐暑性が低く(ベントは洋芝の一種で元来は寒地型の品種)、日本独特の蒸し暑い夏の気候には耐えられなかったため、苦肉の策として、夏用のグリーンとしてコーライのサブグリーンを造らざるを得なかったからです。

しかし近年、ベントの品種改良が進み、日本の夏を越せる耐暑性を持つ品種が数多く生まれたことによって、多くのコースで欧米のような1グリーンへの改修が進んでいます。

現在では、元々1グリーンであるか、2グリーンを1グリーンに改修したコース、あるいはサブグリーンとして残っていても、通年使っていないというコースがほとんどです。

巨大化するグリーンは、いかに3パットをしないかが攻略のカギ

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1グリーン化によって変わったことといえば、2グリーン時代には考えられないほどのロングパットが残る機会が増えたということでしょう。

当然ですが、2グリーンではグリーン1面あたりの面積が小さかったので、グリーンオンさせるのは難しかったですが、乗せさえすればバーディーチャンスということが結構ありました。

それに比べて、近年のアメリカンタイプの1グリーンの面積は、かつての日本の平均的なグリーンの3~4倍ということも珍しくありません。

グリーンオンさせるのはやさしくなったかもしれませんが、乗った位置によっては3パット必至ということもよくあるでしょう。

10メートル以上あるロングパットは、例えプロであってもカップインすることは稀ですし、そもそも入れようなんて思ってパットに臨んでいないほうが多いのです。

カップインよりも、いかに3パットしないかということのほうが、はるかに重要なんです。

ロングパットはカップの半径1メートル以内に止める

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女子プロ史上最強のゴルファーだったアニカ・ソレンスタムは、パッティングの名手としても有名ですが、彼女はロングパットを打つ場合、カップの周りに半径1メートル程度の目標とする円を設定していました。

カップに寄せようとするのは難しく感じますが、半径1メートル、つまり直径2メートルの円内に入れようとするのは、それに比べてかなりやさしく感じられるのではないでしょうか。

また、人間の目は正面にあるものの距離感は、正対しなくても比較的つかみやすくできています。

ボールとカップを結ぶ後方線上に立ち、カップを見ながら素振りをすると、よりタッチが出しやすいことも覚えておきましょう。