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ゴルフスイング

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朝イチのティーショット、バーディーパット……緊張したら腹式呼吸

あなたはスタートホールのティーショットは緊張しますか?

あるいは勝負が決まるバーディーパットやベストスコア更新が掛かった最終ホールなど。

多くの答えは「はい。緊張します」だと思います。

強い心臓の持ち主でなければ、初心者も上級者もゴルファーなら避けては通れない試練です。

緊張する場面を克服して、次のステップへ進めために、これから緊張をほぐし、普段の精神状態に近づけるメソッドをご紹介します。

呼吸をしましょう

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人間は緊張すると無意識に呼吸が浅くなり、体の動きがぎこちなく硬くなります。

呼吸量が減ることにより、筋肉に供給される血中のヘモグロビンに含まれる酸素濃度が低下し、十分に行きわたらずに脳も体も酸欠状態になります。

過度な緊張状態に置かれるので周りのことが気になり、不安なイメージや余計なことを考えがちになります。いいことはひとつもありません。

意識して呼吸を行うことにより、体に十分な酸素を送り込むことができるので、緊張する状況下においても、気持ちは呼吸に集中することができ、体は力を発揮できる状態になります。

では、どんな呼吸がいいのでしょうか?

それは腹式呼吸

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呼吸には胸式呼吸と腹式呼吸があるのはご存知ですか?

文字の通りで「胸」でする呼吸か、「腹」でする呼吸か。

「胸」と「腹」の容積は「腹」のほうが大きく、約2倍と言われていいます。

歌う時に腹式発声が基本なのもこのためです。

さらに「胸」で呼吸すると隣の心臓も圧迫するので、血流が悪くなり酸欠状態になってしまうと言われています。

腹式呼吸の方法

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まずお腹の準備運動、意識してお腹を凹まし、戻す反動でお腹を膨らませます。

この動きを覚えておいてください。呼吸の基本は鼻で吸い、口で吐きます。

1.大きく息を吐きます(体に溜まった二酸化炭素を一気に吐き出しましょう)。

2.目を閉じて、鼻で大きく空気を吸いながら、満タンになるまでお腹を意識して膨らませ、止めます。

3.目を開けて、火のついたキャンドルを吹き消すように一気に吐き出します。

4.目を開けた状態で、軽く呼吸を行います。

5.再度2~4の動作を繰り返します。

2回ほど腹式呼吸を行うと集中力が高まった状態で目の前のショットに臨めます。

緊張状態も楽しむ

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自分が緊張している状況下にあることも認めて、その状態を楽しむことが大事です。

ゴルフというスポーツの奥深さを感じてみてください。