ゴルフスイング
オリオット
アイスホッケーをしていた80歳のゴルファーから学んだこと
若い頃はアイスホッケーの選手だったという80歳のアマチュアゴルファー、Fさん。
先日のオープンコンペでたまたまご一緒させていただいたのですが、そのプレーとライススタイルから学ぶものがたくさんありました。
氷上のパック(球)を打つように、ボールを払い打つ
80歳のご高齢にもかかわらず、ドライバーの飛距離は約200ヤードあります。
力みのないリズミカルなスイングで、しっかりとボールをとらえることができます。
アイスホッケーの球(パック)を氷上で打つように、芝上のボールを払い打つようなスイングをします。
ドライバーからパットまで、どのクラブも同じようなリズムとテンポで払い打ちます。
しかも、ファーストパットはどんな距離でも確実に1メートル以内に寄せます。
私の場合、どうしてもクラブヘッドが上から入りやすく、ダフリやヒッカケの原因になりますが、Fさんのような払い打ちスイングは大変参考になります。
払い打ちスイングは、ダウンスイングで右ひじを畳み込んでヘッドを遅らせ、フォローを地面を這うように低く長く取る必要があります。
そうすることで、ボールは高い弾道を描き、飛距離も出るようになると考えられます。
ハーフ終了後のランチはステーキ
日本人の食生活は最近の健康ブームに乗って、世代を問わず、コメなどの炭水化物(糖質)の摂取量を減らして、肉などのタンパク質の摂取量を増やす傾向にあります。
私はもう10年前からこれからの健康を考えて、食生活では糖質を減らし、食肉と脂質を増やす食事を心掛けてきました。
ご高齢のFさんもそのようで、ランチメニューはステーキでした。
このような食生活を始めた当初は、体重がどんどん減ってくるので、本当に大丈夫かなと心配になりましたが、今は体重も安定し、薬やサプリに頼らない生活を送ることができています。
ただ、ここ数年は体力の衰えを感じ、Fさんの様な若々しい体力を保つための努力が必要ではないかと感じています。
右膝の故障を内視鏡手術で克服
高齢になってくると、足・膝・肩・肘などの故障を抱えやすくなります。
Fさんは最近、右膝を痛めて手術したそうですが、関節鏡(内視鏡的)手術が発展してきたおかげで、入院は1日だけ、手術の身体への負担はとても少ないようです。
そして、“リハビリにはゴルフが一番”というくらい元気です。
いまだにフィギアスケートのアイスショーで氷の維持管理の仕事をしていらっしゃいます。
“若さと健康の秘訣は何ですか?”と尋ねると、“若い人と触れ合うことだよ”と。
見習いたいものです。