ゴルフスイング
レッスンプロ・クラフトマン 河野
13歳のプロ志望の女の子に教えた、ダウンブローを身につける練習方法
こんにちは。
レッスンプロ・クラフトマンの河野です。
今回は、13歳のプロ志望の女の子にダウンブローを教えた話です。
ダウンブローは、ボールを打つ時の基本です。
地面より先にボールをとらえるということができないと、球筋もボールの高低も飛距離も安定しません。
ラフの芝の中にあるボールは、芝が先にヘッドに絡むため、打ってみるまで結果がわかりません。
ダウンブロー
前回、少しダフリとまでは言わないけれど、気持ち厚くインパクトをしているので、ボールをヘッドの最下点の手前で打つダウンブローを教えました。
その日、何発か打ってもらうと、シッカリとダウンブローでボールをとらえていて、乾いた良いインパクト音をさせています。
教えると、何でもできるようになる、改めてジュニアの吸収力に驚かされます。
ダウンブローは、地面より先にボールに当てるのですから、飛距離も安定しますし、芝の薄い時でもシッカリと打つことができますので、上級者になるためには必修のテクニックです。
そこで、緊張感の中でもダウンブローで打てるのか、試しにゲームをすることにしました。
1センチ幅に切ったガムテープを練習マットに貼り、ガムテープを取らないようにショットをするというゲームです。
ガムテープを取らないで打つ練習
ルールは、ガムテープの上にボールを置いて(上記写真右側)ショットをします。
トップをしたら、ファールということでもう一度打ち直します。ガムテープを取ってしまったほうが負けです。
まず私が、8番アイアンで打ちクリアしました。
次に彼女も、同じ8番アイアンで打ちクリアしました。
そのように、交互に同じ番手で3発打ち、7番アイアン、6番アイアン、5番ウッドまで打ちました。
結果、私が2度ほどトップをして打ち直しをして、彼女が5番ウッドで1度トップで打ち直しましたが、二人共ガムテープを取らずに打てましたので、勝負は引き分けとなりました(彼女のフェアウェイウッドのショットに弱点を見つけましたので、近々レッスンします)。
このゲームからもわかる通り、彼女のショット力はずい分と良くなっています。
カットのアプローチ
次に、課題のカットのアプローチを見せてもらいました。
前回よりは理解が進んでいると思いましたが、自信のあるショットには見えません。
私が見て、インパクトが安定せず、距離感を感じて打っているようにも見えません。
まだ、何か技術をつかみ切れず、シックリとしていないのでしょう。
彼女に聞いて見ると、ショットのイメージも、距離感のつかみ方も良くわからないとのこと。
感覚をつかんでもらうには、ある程度練習量が必要だと思いますので、宿題として、30ヤード、20ヤード、10ヤードのピンに寄せる練習をするようにい言いました。
その練習の時、「カットに打ったボールの軌道と、落下してからのボールの転がり方などを良く観察して、イメージできるようにしないと意味がないよ」と付け加えました。
私の書いた「シャンクとアプローチ下手にさよならをする」という少し高い本がありますので、シャンクやアプローチに悩んでいる方はぜひお読みください。
レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。