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“身体の重心”をできるだけ動かさない!スイングで“腰が引ける”原因と対策

時々、いわゆる“腰が引ける”状態になって、ミスショットしてしまう時があります。

その原因としては、スイング中の重心の移動に問題があると思われます。

そこで、“身体の重心”に着目し、腰が引ける原因と対策について考えてみました。

“身体の重心”は骨盤の中にある

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スイング解説では、スイング中の重心の位置を足裏の位置で説明する場合が多いようですが、そもそも身体の重心(体重の重心)はどこにあるのでしょうか。

一般的には、骨盤内の仙骨(第二仙椎)のやや前方にあると言われています。

掲載した写真で言えば、赤い部分の中心あたりでしょうか。

床(足底)から計測すると、成人男性は身長の約56%、成人女性は約55%の高さにあると言われています。

この重心は身体の中で絶対的な位置ですから、姿勢が変わっても変わりませんが、スイングなどで姿勢が変わればその姿勢の重心は変ります。

単に重心移動と言うとこの2つの重心を混同しやすいので、ここでは“身体の重心”と“姿勢の重心”を区別して使うことにします。

そして、スイング中の重心の位置は、姿勢が変わることによって“姿勢の重心”は移動しますが、“身体の重心”はアドレスした時とほとんど同じで、あまり移動させないほうが良いと考えられます。

テークバックで“身体の重心”が右に移動すると、体がスウェーし、ダウンスイングで腰が引けやすい

テークバックで“身体の重心”が右に移動すると、体が右にスウェーし、ダウンスイングで腰が引けやすくなります。

テークバックで移動した“身体の重心”をダウンスイングで元に戻せればよいのですが、かなり体幹が強くないと難しいでしょうし、体幹が強くても疲れてくるとそれもできなくなり、スイングの安定性に影響してくると思われます。

結果、特に緊張した場面でスイングは手打ちになり、ヒッカケたり、押し出したり、トップしたり、ダフったりすることが起きてしまうと考えられます。

その場回転のスイングを心掛ける

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テークバックで上体を捻転すると右足に重心が移動したように感じるかもしれませんが、これは“姿勢の重心”が移動したことによるもので、“身体の重心”まで移動させないようにすることが肝要と思います。

右へのスウェーを防止するには、“身体の重心”を意識して、その場で中心軸を回転させるスイングを心掛けると良いでしょう。

テークバックでは右足裏の内側、フォワードスイングでは左足裏の内側を“身体の重心”のシフトストッパーにするのも良いかもしれません。

そうすれば、両膝の逃げ防止にもなります。

参考にしてみてください。