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ゴルフスイング

セベケン

体の動きを分解して、それぞれの役割分担を考えてみよう

多くのゴルファーは、ゴルフスイングとは「軸を中心とした回転運動」ととらえているように思います。

セベケン的には「ゴルフ界の天動説」だと思っているのですが・・・与えられた理論やゴルフ用語を、頭の中で人工衛星のように(?)クルクル回して目を回していない? (@_@;)

「それでも地球は回っている!」By ガリレオ・ガリレイ (^_-)

シュッシュポッポ♪

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シンプルな動きを回転運動に変換する、文明開化の立役者といえば? そう、蒸気機関ですよね。

直線的なエネルギーを回転運動に置き換えることで、その後の機械文明が発展してきたとも言えます。

ゴルフスイングも同じです。

まあるく回すより、直線的なほうがストレートに伝達しやすいので、力と方向も整いやすいのです。

つまり「体を動力&ピストン」「クラブを車輪」と見るのです。

多くのアマチュアは、手で大きな車輪を回そうとしてしまうので、効率が悪くなっているのです。

役割分担

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つまり、体の行うこととクラブの行うこと、そしてボールの行うことは「異なる」ということです。

プロや上級者の人ほど、この役割分担をわきまえているということになります。

これはちょうどレストラン似ていますね。

料理を作るコックさんがいて、それを運びお客さんが心地よく過ごせるようにするウエイターさんがいて、そしておいしく食べるお客さんがいる。

それぞれに役割が異なるわけです。この役割分担がないと、ただコマのようにクルクル回ってフラフラとよろけちゃうわけです。

具体的に分離とは?

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スイングでいうと体を右左に回す運動と、腕が上下に動く動きの分離です。

これをわかりやすく行うエクササイズとしては、「いったん体を右に向けてから手を上げる」という動作を繰り返すことです。

このバックスイングの初動で、多くのゴルファーは、腕とクラブと体の動きがごちゃまぜになって、当たるも八卦当たらぬも八卦状態が決定してしまうのです。

いったん腕と体の動きを分離し、最後にクラブが付随して上がってくるわけです。

そして最後にお客さん=ボール! 楽しく遠くに飛んでいってもらうわけです。

頭・軸を動かすな! は不要!

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サーファーってすごいですよね! あの大きな波の中、上手にバランスを取って波に乗っている!

彼らは波乗りの最中にボードから落ちないように「頭・軸を保って・・・」て考えて乗ってる? それだと波にさらわれますよね!

ゴルフスイングもほんの数秒の動きで一緒です。

それなら彼らはなぜ海に落ちないか? 答えは・・・足です!

足が、その上に乗ってるボディーや頭がぐらつかないようにバランスを取っているわけです。

ゴルフも一緒で「多くの不要な概念」が入り込んでしまうのは、この足さばきを置き去りにしているからです。

さぁ、これで「頭・軸・回転」という定番キーワードが消えましたよね!?

ゴルフスイング自体は、とてもシンプルな動きと足さばきだけで成り立つものです。

後は、その動きの練習・練習!

クラブを握らなくても動きを理解することで、大きく変わることもあるのです。

セベケンの「断捨離ゴルフ」の一席でした。m(_ _)m