ゴルフスイング
Nick Jagger
バンカーショットの距離感はフェースの開き加減で調節したほうが簡単
アマチュアゴルファーは出すだけで精一杯なのに、プロゴルファーはバンカーからいとも簡単にピンに寄せますよね。
あの絶妙な距離感は、どうやって出しているのでしょう?
クラブフェースとスタンスの開く度合いで距離を調節する
バンカーからの距離の打ち分けには2つの方法があります。
まずは、アマチュアゴルファーにお勧めの打ち方から紹介します。
スイングの大きさは変えずに、クラブフェースの開き度合い、スタンスの向きなどの構えを変える方法です。
バンカーから確実に出すには、当然クラブフェースを開きますが、フェースは開けば開くほど距離は出なくなります。
ピンまで10ヤードくらいの距離であれば、フェースが空を向くくらい目一杯開き(45度くらい)、20ヤードなら35度、30ヤードなら25度というように打ち分けます。
スタンスの向きは、フェースを開くほどオープンスタンスにします。
距離があって、フェースをあまり開かないときは、スクエアスタンスに近くなります。
この方法なら、スイングは変える必要はなく、同じ感覚で打てますので、ミスの確率は少ないのです。
自分の気持ちいいスイングの大きさとリズムで振ればいいのですから、インパクトも緩まず、距離が合いやすいのです。
スイングの大きさを変えて、距離を打ち分ける
もうひとつの距離の打ち分け法は、スイングの大きさを変えるという打ち方です。
要するに、アプローチショットのように振り幅を変えて打つのですが、これはかなり上級者向けの方法です。
というのも、振り幅を小さくするとスイングリズムが狂いやすく、打点の安定しないアマチュアは、クラブヘッドが砂に深く入り過ぎたり、ボールにクリーンに当たってしまう可能性が大きいからです。
男子プロは振り幅で、女子プロはフェースの開閉で距離感を出している
バンカーショットではインパクトが緩むミスは厳禁なので、大きく振っても距離を調節できる前者の打ち方のほうが、断然寄る確率が高いのです。
男子プロはピンが近いときは、小さい振り幅で速く振ってスピンをかけて止めたりしますが、女子プロはクラブフェースの開閉で打ち分けるプロがほとんどです。
アベレージクラスであれば、まずはフェースの開き加減で距離感を作ったほうが良さそうですね。