ゴルフスイング
ドラコンプロ兼パーソナルトレーナー 平野 孝知
上達スピードを上げるには、神経伝達向上のトレーニングが効果的
なぜ女子プロゴルファーは、250ヤード以上もの飛距離が出せるのでしょうか?
ゴルフを少しでもプレーしたことのある方なら、必ず疑問に思ったことがあるはずです。
女子プロゴルファーとアマチュアゴルファーの違い
私はゴルフを初めて1ヶ月程で女子プロゴルファーと自分との飛距離の差に違和感を感じました。
間違いなく私のほうが身体も大きいし、力もあるはずなのに、圧倒的に女子プロゴルファーのほうが飛ぶ!
疑問に思った私は、すぐに親父に、なぜなのか尋ねました。
親父の答えは「プロゴルファーなのだから当然だよ」でした(笑)。
まったくいい加減な答えですね。ただ、今となってよくよく考えると半分は正解かなと思います。
半分と言うのは、プロの技術があり、ボールをとらえるのがアマチュアよりも上手く、ミート率が格段に高いからです。
あとの半分は、身体の能力の差です。
この能力の差は、トレーニングによって埋めることも、超えていくことも可能です。
では、どのようなトレーニングを行っていけばいいのか考えてみます。
従来のトレーニング理論
基本的に従来のトレーニングは、上図のようなパフォーマンスピラミッドで考えられています。
まずは、身体の基本的な機能を整え、そこからパワーやスピードを身に付けていき、最後にスイングを完成させていくという考えが一般的です。
しかし、この流れだけでは上達のスピードに個人差が出てきました。
そこで、私が考案した「Xフローメソッド」では、今まで一番基礎となっていた機能的動作の下にさらなる根底となる神経伝達の向上を考案しました。
「Xフローメソッド」とは
「Xフローメソッド」の一番根底となる部分は、写真のボードを使い、身体を思い通りに動かすために脳からの神経伝達を整えるところから始めます。
「脳からの指令がスムーズに伝達されなければ、トレーニングの効果も半減する」
これは、トータル.ニューロ.コンディショニング(TNC)の創設者でもあり、私のトレーナーとしての師でもあるマークスボディーデザインの江口典秀さんの言葉です。
この言葉からもわかる通り、神経伝達を整えることにより、トレーニング効果も身体のパフォーマンスも上がり、P.X理論を最短でマスターすることができるようになります。
まとめ
ゴルフのためのトレーニングでは、パフォーマンスピラミッドをしっかりと把握し身体の根底から整えていくことが大事です。