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ゴルフスイング

しだしんご

速く振りたければ“ゆっくり”振ること!?

こんにちは♪

ゴルフの最大の魅力、それはやはり「飛ばし」ですね。5ヤードでも10ヤードでも前に飛ぶように、皆さん日夜奮闘(?)しておられることと思います。

しかし、そんな思いとは裏腹に、一生懸命振っているのになぜかヘッドスピードが上がらず、かえって飛距離が落ちた、なんて経験をされている人も多いのではないでしょうか?

ヘッドのスピード=手先を振るスピードではありません!

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まず誤解を解いていただきたいのは、ヘッドスピードは手先の振りの速さに比例しないということです。

シャフトにクラブヘッドという「おもり」の付いたゴルフクラブでは、いくら手先を速く振っても上手にクラブヘッドを加速させることはできません。

ここでヒモの先端に5円玉をくくり付けたものを想像してください。このときのヒモがシャフト、先端の5円玉がクラブヘッドという関係になります。

ヒモの先端にぶら下がったこの5円玉を何とか速く加速させたいと考えた時に、手先だけを「ビュンッ」と振ったらどういう状態になるでしょうか?

5円玉はその場にとどまったままヒモだけが動き、遅れて5円玉が動き出すと思います。

ゴルフクラブに置き換えると、これはいわゆる「振り遅れ」の状態ですね。

上手く5円玉を加速させるためには、反対に支点となる手を「なるべく動かさない」ことが必要だということがわかると思います。

速く振ろうとすると、インパクト前で最速になってしまう

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ボールに効率的にエネルギーを伝えるためには、インパクトでヘッドが最速になるのが理想です。

しかし、速く振ろうとすると、バックスイングからいきなりトップスピードで振ろうとしてしまいがち。

こうなるとヘッドはボールのはるか手前で最速になってしまい、インパクトを迎える頃には減速してしまいます。

車はいきなりトップギアに入れてしまうと、エンストしてしまいますよね。

それと同じで、トップからゆっくり、インパクトにかけて徐々にスピードを加速させていく必要があります。

トップから切り返したら、できるだけゆっくりと振ることでタメが生まれ、インパクトで最速となります。

ミート率が下がってしまう

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また、速く振ろうとしてしまうことにより起こる弊害が、「ミート率の低下」です。

ミート率とは、実際の飛距離とヘッドスピードの関係を表した数値で、ミート率が低いというのは「ヘッドスピードの割に飛んでいない状態」を表しています。

クラブフェースには芯があり、芯に当たればそれほどヘッドスピードが速くなくてもボールは遠くまで飛びますし、芯を外せばどれだけ頑張ってもボールは飛びません。

手先で一生懸命速く振ろうとすればするほど芯に当たる確率は低くなり、飛ばないという結果になります。

ゆっくり振ってヘッドを加速させ、効率的なインパクトを目指しましょう!

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ヘッドスピードを上げるコツは、まずは切り返しから焦らずにゆっくりと振ること。

この時、決して手先に頼って振ってはいけません。常に体の正面に手(グリップ)があるイメージで振ると、手先だけが先行してしまうことなく、ヘッドが上手に加速してくれます。

そしてインパクトからフォローに向かって「ビュンッ」と振り抜くことで、一気にヘッドは加速します。

インパクトゾーンも長くなるため、ボールが前に押される形になり、飛んで曲がらない球筋になります。

右利きの方であれば、体の左側で「ビュンッ」と音が鳴るように、何度も素振りで感覚をつかんでおきましょう!!