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もーりー
激闘を制したのは申ジエ!小祝さくらはまたも優勝ならず【ゴルフ5レディス】
皆さんゴルフを楽しんでいますか?
こんにちは、ライターのもーりーです。
ゴルフ5カントリーみずなみC(岐阜)で開催された女子ツアー『ゴルフ5レディス』は、プレーオフまでもつれ込む混戦となりました。
プレーオフが雷雨で1時間半も中断するという消耗戦を制したのは、実力者の申ジエ選手。
いっぽう“黄金世代”の小祝さくら選手はプレーオフ2ホール目で力尽き、今シーズン3度目となる2位フィニッシュ(過去2戦は2位タイ)。
初優勝は次戦以降に持ち越しとなってしまいました。
冷静なマネジメントで今季2勝目
今年のゴルフ5レディスを制したのは申ジエ選手。
初日、2日目と首位をキープし、最終日のサンデーバックナインでは小祝さくら選手に逆転されるも、冷静なプレーを続けて追いつき、プレーオフに持ち込みました。
そのプレーオフでもティーショットで敢えてスプーンを使って、狭いフェアウェイを確実にキープしていました。
雷雨で1時間半の中断があった後もその精度は変わることはなく、さすが元世界ランク1位の本領発揮というところでしょうか。
しかし申ジエ選手は現在のツアー選手のなかでは飛距離が出ない選手。
それでもこうしてトッププロとして活躍できるのは、このショットの精度と周囲に惑わされない精神力の強さを持続する力にほかなりません。
特にフェアウェイウッドとアプローチの技術はいまだに世界でもトップレベルではないでしょうか。
優勝まであと一歩だった小祝さくら選手
いっぽう“黄金世代”の小祝さくら選手はプレーオフ2ホール目で力尽き、今シーズン3度目となる2位フィニッシュ。
またもや初優勝はお預けとなってしまいましたね。
小祝選手はその愛くるしいルックスで人気も急上昇中ですが、実力も申し分ないですね。
特筆すべきはそのショット力。
最終日は8個のバーディーを奪いましたが、いずれもカップから3.5メートル以内につけていたようです。
プレーオフでもラフからの前下がりの難しいライから、低い球筋のショットでしっかりグリーンをとらえていました。
あとは勝負どころでフェアウェイキープができなかったり、3パットのミスが出るところがあるので、そのあたりのマネジメントを経験のなかで身に付けていければ、必ず優勝を手にすることができるはずです。
あとこれは余談ですが、小祝選手は歩くときも含めて姿勢がとても良いですね。
日本人特有の猫背とは無縁の、まるで欧米人のような背中から腰のラインが素晴らしい。
性別は違いますが、タイガー・ウッズ選手のような姿勢をしていて、とてもゴルフ向きだと感じました。
世界で52勝目!
優勝した申ジエ選手はこれで日本女子ツアー17勝目。
アメリカ女子ツアー他での今までの勝利数を合わせると52勝目になるそうです!
世界のゴルフツアーを渡り歩いてきた申ジエ選手も30歳を迎えました。
いっぽう“黄金世代”の小祝さくら選手は今年20歳。
今回は優勝できませんでしたが、10年後に申ジエ選手と同じくらいの勝利を積み重ねて、世界をまたにかける活躍をしてほしい!
そんな期待を抱かせてくれる小祝選手の最終日の活躍でしたね。
申ジエ選手、小祝選手ともに、これからも日本女子ツアーを牽引していって欲しいですね。
というわけで今回はこのへんで。
それでは、また!