プロゴルファー
もーりー
サンデーバックナインのパットが明暗を分けた!【全米オープン2018】
皆さんゴルフを楽しんでいますか?
こんにちは、ライターのもーりーです。
近年稀にみる厳しいコースセッティングが選手たちを苦しめた今年の全米オープン。
その激闘を制したのはブルックス・ケプカ選手でした。
同時に実に29年ぶりとなる大会史上7人目の連覇という偉業も達成しましたね。
ケプカ選手、本当におめでとうございます!
勝負どころで冴えたパッティング
見事に優勝を飾ったケプカ選手でしたが、盤石の試合運びというわけではありませんでした。
ティーショットは深いフェスキューのラフにつかまり、パーオンもままならないピンチが続きます。
そんななかで光ったのがショートパット。
11番バー3ではティーショットでグリーンを外した後のアプローチがなかなか寄らずに、3.5メートルほどのボギーパットが残るという絶体絶命のピンチでしたが、このパットをねじ込んでのナイスボギー(このときは誰もがダブルボギー以上だと思ったことでしょう)。
14番パー4では、フェスキューからのセカンドショットをグリーンからだいぶ手前のフェアウェイに出すのがやっとというピンチでしたが、ここも見事なアプローチからの1パットでパーを拾います。
そして勝負を決めた16番パー5でも、短いが気の抜けないバーディパットを冷静に決めていました。
あまりに難しいグリーンアンジュレーションとスピードのため、ショートパットを外す選手が続出するなかで、勝負どころのサンデーバックナインでショートパットを確実に仕留めたケプカ選手に勝利の女神が微笑んだと言ってもいいんじゃないでしょうか。
3パットに沈んだDJ
いっぽうでパットに翻弄されたのが“DJ”こと世界ラング1位のダスティン・ジョンソン選手。
初日・2日目と首位を快走し、3日目に崩れはしたものの、なんとかトップタイで踏みとどまりました。
しかしケプカ選手と同組となった最終日。
パットが好調なケプカ選手とは本当に対照的な結果となってしまいました。
ケプカ選手が1パットでピンチをしのいだ11番と14番。
ジョンソン選手は両ホールともパーオンに成功していたにも関わらず、どちらも3パットのボギーとしてしまいました。
それも両方とも1.5メートルほどのパーパットを打ちきれずに外してしまうという、普段のジョンソン選手では考えられない痛恨のミスでした。
結局この2つの3パットのボギーが響き、2打差の3位でフィニッシュ。
自身2度目の全米オープン制覇はなりませんでした。
たかが1.5メートル、されど1.5メートル…
結局今大会のケプカ選手の優勝スコアは1オーバーでした。
昨年が16アンダーだったことを考えると、今年の全米オープンがどれだけ過酷だったかがわかります。
選手たちにとって『パットイズマネー』、『300ヤードドライブも1.5メートルのパットも同じ重みの1打』という格言が身に染みる4日間だったのではないでしょうか。
そんななかで1.5メートルの重み、いや重圧を何度もはね除けて見事栄冠を勝ち取ったケプカ選手はすごかった!
左手首を故障してマスターズを欠場した悔しさを、最高の形でリベンジ成功となりましたね!
ケプカ選手の今後の活躍をさらに期待したいです!
というわけで今回はこのへんで。
See You Next!!