プロゴルファー
もーりー
今年こそイーブンパー前後で決着!?【第118回全米オープンゴルフ選手権】
皆さんゴルフを楽しんでいますか?
こんにちは、ライターのもーりーです。
いよいよ現地時間の6月14~17日にアメリカ・ニューヨーク州サウサンプトンのシネコックヒルズゴルフクラブで開催される『第118回全米オープンゴルフ選手権』。
全米オープンといえば難しいセッティングで優勝スコアがオーバーパーも珍しくない、というのが常識ですが、近年はその定説が覆されようとしています。
今年の優勝スコアはいくつくらいで決着となるのでしょうか?
昨年の優勝スコアは16アンダー!
全米オープンといえば、深いラフと距離の長さが選手たちを苦しめるような、メジャー大会のなかでもスコアが伸びないコースセッティングをすることで有名です、いや有名でした。
なんで『有名でした』の過去形かというと、昨年エリンヒルズで開催された第117回大会の優勝スコア(ブルックス・ケプカ選手)はなんと16アンダー!
これは全米オープン歴代1位のロースコアです。
コース全長も7700ヤードとかなり長いにも関わらず、これだけのスコアが出るとは…。
もはやPGAツアー選手たちのパワーは、大会主催者側の想定をはるかに凌駕してしまうところまで到達しているのかもしれません。
今年はパー70で争われます
今年の開催コースはシネコックヒルズゴルフクラブ。
全米オープンの開催が5回目となる名門です。
今回のシネコックヒルズの特長は、なんといってもパー70で設定されているということ。
これは通常は4つあるロングホール(パー5)が今回は2つしかないということを意味します。
春のマスターズで優勝したパトリック・リード選手もそうでしたが、最近のメジャー大会でハイスコアを叩き出す選手はロングホールでのバーディーやイーグルでスコアを稼いでいるように感じます。
そういった意味では今年の全米オープンは、ロングホールでスコアを稼げる確率が単純に半減するわけですから、ここ数年に比べると少ないアンダーパーでの優勝争いになりそうな気がします。
パワーゲームからの脱却なるか、それとも?
ちなみに前回(2004年)にシネコックヒルズで優勝したレティーフ・グーセン選手の優勝スコアが4アンダー。
さらに遡って1995年のシネコックヒルズでの優勝スコアはイーブンパーでした。
1995年・2004年の両大会のコース全長が7000ヤード弱だったのに対して、今回のコース全長は7400ヤードということを考えると、今大会はイーブンパー前後で決着しそうではあるのですが…。
ただ、今や500ヤードのミドルホール(パー4)のセカンドショットをウェッジで打つ選手もいるくらいですからね!
近年のパワーゲームに歯止めがかかるのか、それとも最近の流れどおりロースコアが飛び出すのか。
そういった視点で全米オープンを楽しむのもアリかな、と思うゴルフバカなのでした。
というわけで、今回はこのへんで。
それでは、また!