プロゴルファー
こせきよういち
ミスショットだけど、グッドショット!~世界のゴルフ界の面白情報を拾い読み#102
アプローチショットをミスしてトップ。でも、ボールはグリーン手前の斜面に当たって勢いが弱まり、コロコロとカップに近寄った――といった、ミスショットが思わぬ好結果になった経験はありませんか?
トッププロにだってある、そうしたラッキーな結末の動画を紹介します。
目次
左打ちのアプローチにパンチが入ったカプルス
最初はフレッド・カプルスの左打ちのショートアプローチです。
ラフから、繊細なタッチが求められる一打を慣れない左打ちでチャレンジ。
明らかな“ノーカン”で、強くパンチが入ってしまったのですが、結果は……。
同様のラッキーをもうひとつ(下掲の動画)。
こちらは、もともとレフティのテッド・ポッターJr.(今年の「AT&T ペブルビーチ・プロアマ」の優勝者)。
今年7月の「ザ・グリーンブライヤー」で放ったショートアプローチです。
どちらも、ピンを立てたままにしていたことが幸いでしたね。
The perfect bladed chip.#QuickHits pic.twitter.com/8SfCQSSmdD
— PGA TOUR (@PGATOUR) 2018年7月5日
思いっきり引っかけるミスも “運” があれば
たとえ、大きく左に引っかけても“運”があればミラクルは起こります。
欧州ツアーで最もラッキーなホールインワンのひとつと言われるジェームズ・キングストンの一打。
2002年1月の「ダンヒル選手権」でのこと。
結果、彼は33万ポンド(当時の為替で約6000万円)もするアウディのTTクーペをゲットしました。
ちなみに、(こちらはミスショットではありませんが)米ツアーで最もラッキーなホールインワンのひとつと言われるのが、2009年の「RBCカナディアンオープン」で飛び出したリーフ・オルセンのエースです(下記、リンク先をご覧ください)。
彼もまた、この一打でBMWのスポーツカーをゲットしています。
米ツアーで最もラッキーなエース
世界で最もタフな全米オープンも “運” があれば
「全米オープン」といえば、例年タフなコースセッティングで、少しのミスも許してもらいない=スコアのロスにつながるシビアなコース設定の大会です。
そこでも、ミスショットにこんなラッキーな結果が……。
名コースとして名高いメリオンで開催された2013年大会でのショーン・ステファニーの一打です(最終日、17番パー3)。
おまけ ファジー・ゼラーのミラクルエース
おまけは、以前にも取り上げたことのあるファジー・ゼラーの有名なホールインワンです。
これもミスショット――1番手大きなクラブを選んだ、クラブ選択ミス?――なんだと思います。
2006年の米シニアツアー競技「アリアンツ選手権」でのことでした。