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笠りつ子プロが髪を寄付!?ヘアドネーションって何?
こんにちは、ライターのとやです!
ゴルフのオフシーズンである2月は、プロ選手たちのオフショットやさまざまなゴルフ以外のニュースを見られる貴重な期間でもあります。
そこで最近、笠りつ子プロが自らの髪の毛を寄付した、というインスタグラムを見つけました。
髪を寄付? 一体なんのために? ということで、髪を寄付するヘアドネーションというシステムについて、また笠りつ子プロとの関わりをちょっと見ていきたいと思います。
そもそもヘアドネーションってなんだろう?
ヘアドネーションとは聞き慣れない言葉ですが、病気治療のための副作用や、病気そのものによって髪の毛を失ってしまった方がいるんです。
こうした人たちが必要としているウィッグ(いわゆるカツラやつけ毛)の原料として、髪の毛を提供するシステムのことなんですね。
笠りつ子プロは、基本髪を束ねている姿が多いのであまり気づかないかもしれませんが、髪を切る前はものすごく長い髪をしていたんですね。
そして今回ヘアドネーションへ髪を提供したことによって、ロングヘアーからショートボブになっています。
どうやったら髪を寄付できるんだろう?
ウィッグの原料としての素材である髪を寄付できるこちらのシステム。
どうしたら参加できるのでしょうか。
まず条件として、長さは毛先まで31センチ以上必要とのこと。そしてカラーやパーマなどはしてあっても問題ないそうです。
そして一番大切なのが髪を乾燥させた状態でカットすることです。
これはヘアドネーションを行う団体に届く前に、カビなどが繁殖してしまう可能性があるからですね。
せっかくの善意が無駄になってしまっては提供した側も、された側も申し訳ない気持ちになってしまいますからね。
切った髪はどういうルートで届くの?
切られた髪はまず2つのルートでヘアドネーションを行う団体、JHDAC(ジャーダック)へ届くようになっています。
1つは協賛する美容室などで、髪を切ってもらい郵送してもらう方法。
こちらの方法の場合、髪をまとめる作業や郵送などを請け負ってくれますので手間なくヘアドネーションを行うことができます。
もう1つは自分で髪を切って郵送する場合。こちらの場合は注意点があって
・髪の長さが31センチあるかどうか
・引っ張ったらすぐに切れてしまうなど強度に問題がないか
・毛束の両端と中央を輪ゴムで縛り、バラバラにならないようにする
これらに注意しなければなりません。
また郵送はビニール袋にヘアドナーシート(画像参照)と切った毛束を入れて、封筒などで郵送するという手順になります。
最後に
笠りつ子プロが善意で行っているヘアドネーション、いかがでしたか?
この活動が広く知られることによって、素材としての髪の毛が集まりやすく、また本当にウィッグを必要としている方へ届きやすくなってくれたらうれしいものです。
だって、善意がつながって、困っている人を助けることができるかもしれないんです。
プロゴルファーがこうした活動をしていて、それをゴルフメディアが再発信。
そしてこの記事を見たゴルファーの方に、ヘアドネーションという活動が世に知られていくという善意の連鎖。
「ゴルフ」というネットワークを通じて、微力ながらこの記事が社会貢献の力となってくれることを願っています。