プロゴルファー
もーりー
2021年初戦を制したのはH・イングリッシュ!【セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ】
皆さんゴルフを楽しんでいますか?
こんにちは、ライターのもーりーです。
新年早々となる1月7~10日、アメリカPGAツアーは2021年初戦となる『セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ』がハワイ州マウイ島のカパルアリゾート・プランテーションコースで開催されました。
昨年活躍した選手が集まるエリートフィールドで争われるハイレベルな戦いに我らが松山選手も参戦したのですが……。
ハリス・イングリッシュが7年ぶりのツアー3勝目! いっぽう期待の松山は……
新型コロナウイルスの脅威にも負けずにアメリカPGAツアーは2021年の初戦を迎えましたよ!
何かと暗い話題ばかりの世の中を元気にするのはやっぱりスポーツですよね。
というわけでアメリカPGAツアーの2021年の初戦は例年通りハワイでスタート。
『セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ』(カパルアリゾート・プランテーションコース)が開催されました。
この大会は、例年なら前年度のツアー優勝者しか出場できないエリートフィールドなのですが、昨年は試合数が大幅に減ったこともあり、プレーオフ最終戦(ツアー選手権)出場者にも出場資格が与えられ、42名での争い(予選落ちなし)となりました。
ということで今大会には我らが松山英樹選手もエントリー。
昨年後半は何度も優勝争いに絡むなど復調気配でしたので、大いに期待したのですが……。
結果は41位タイの最下位と、まさかまさかの結果に終わりました。
う~ん、アイアンショットのキレは相変わらず素晴らしいんですよね~。ピンに絡むようなショットで何度もバーディーチャンスにつけていましたから。
とにかくパットのタッチが全然合っていなかったですね。
ショートパットが外れに外れてまったくリズムに乗れなかったという感じでしょうか。
この大会はパー73で、打ち下ろしで距離の出せるホールが多いこともあり、例年優勝スコアが20アンダー前後になるようなバーディー合戦になるわけで、これだけパットが入らなければ苦戦するのも当然です。
パットで苦労を重ねているここ数年を象徴するような内容でしたね。
それでも最終日は1イーグル、6バーディー(3ボギー)と、本来のプレーを取り戻した松山選手。
復活優勝への課題はスロースターターを返上して予選2日間で上位に食い込んでおくことと、やはりパッティングを安定させることなんですかね。
そして今大会を制したのはハリス・イングリッシュ選手。
松山選手の2学年上となる31歳で、実に2013年以来7年ぶりとなるツアー3勝目となりました。
最後はプレーオフにもつれ込むも、その1ホール目でバーディーを奪っての勝利でした。
優勝スコアはなんと25アンダー!
しかしイングリッシュ選手が7年ぶりのツアー優勝とは意外でしたね。
これだけの選手が7年間も勝てないくらい今のアメリカPGAツアーは層が厚いんですね
(;^_^A 。
48インチのドライバーを握る選手は出てくるのか
イングリッシュ選手の復活優勝で幕を開けた2021年のアメリカPGAツアーですが、初戦を見る限りでも選手たちのパワーには驚かされるばかりです。
イングリッシュ選手もドライバーの飛距離は300ヤードを超えてきますが、それでもツアーメンバーの中では中の上のレベル。
もはや320ヤードを超えてこないと飛ばし屋とは言えないレベルまで来ています。
そんなパワーゲームの中心にいるのが、昨年ブレイクしたブライソン・デシャンボー選手でしょう。
昨年はコロナ禍での試合中断期間に驚異的な肉体改造に着手、メジャー初制覇となった全米オープンではその驚愕の飛距離を武器に、通常なら選手たちを苦しめる深いラフをものともしないパワーゴルフで、メジャー大会の常識を根底から覆しました。
そんなデシャンボー選手がさらなる飛距離アップのために投入しようとしているのが、48インチの長尺ドライバー。
ツアー適合ルールギリギリとなる48インチの長尺シャフトでさらなる飛距離アップを目指すべく、昨年から調整を続けているようなんですね。
シャフトが長くなると飛距離が伸びる代わりに方向性が悪くなるということで、アメリカPGAツアーの選手の間では44~45インチのシャフトのドライバーが主流ですが、ウェッジでセカンドショットを打てるような圧倒的な飛距離を稼げば、多少の方向性は目をつむれるということでしょうか。
このドライバーの長尺化の動きについては、世界ランク1位のダスティン・ジョンソン選手も47インチをテストしているという情報もあるようですし、今後はドライビングディスタンス350ヤード超という時代に突入するのかもしれませんね。
次戦もハワイでの戦い! 松山選手の巻き返しに期待!!
そんな怪物たちがひしめくアメリカPGAツアー。
次戦もハワイでの戦いとなります。
『2020-21 ソニー・オープン・イン・ハワイ』(1月14~1月17日、ハワイ州 ワイアラエカントリークラブ)。
1983年に青木功さんが日本人初のアメリカPGAツアー制覇を果たすなど、日本人選手とも縁の深い大会です。
今大会で不完全燃焼に終わった松山選手も参戦します。
イーグルに4連続バーディーもあった最終日の勢いをそのままソニーオープンの初日にぶつけて、一気に優勝争いに名乗りを挙げてもらいたいですね♪
松山選手のほかにも石川遼、金谷拓実、香妻陣一朗といった日本ツアーのトップランカーも出場予定です。
というわけで彼ら日本人選手の優勝に期待を寄せつつ、今回はこのへんで失礼します。
それでは、また!