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もーりー

永峰咲希が国内メジャー初制覇となるツアー2勝目をゲット!【日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯】

皆さんゴルフを楽しんでいますか?

こんにちは、ライターのもーりーです。

9月に入り朝夕ともに過ごしやすい日が続いています。いよいよゴルフシーズンとなる秋の到来ですね。

女子ツアーは国内アメリカともにメジャー大会が開催されました。

日本では珍しい、英国を彷彿とさせるリンクスコースでの開催となった『日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯』(岡山県 JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部 6640ヤード パー72)。

リンクスコース特有の風を味方につけてメジャー大会を制したのは永峰咲希でした。

1打差の熱戦を制したのは宮崎出身の25歳!

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今シーズンのJLPGAメジャー初戦となった『日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯』。

女子のツアープロ日本一を決める今大会は、賞金総額2億円というビッグマッチであり、優勝賞金はなんと3600万円。

通常の3日間大会の優勝賞金の3倍以上という超高額賞金に加えて、優勝者は3年シードもゲットできるという、選手たちには生唾ものの大会なのです。

相変わらず無観客での開催となりましたが、試合展開は最後まで1打差を争い続ける大熱戦となりました。

そんな混戦を抜け出したのが今年25歳になった永峰咲希選手。

首位と2打差の9アンダーで最終日を迎えると、最終日の1番ホールで難しい下りのスライスラインのパットをカップにねじ込みバーディー発進。

前半を3アンダーノーボギーで折り返すと、折り返し直後の10番、11番ホールで連続バーディーを奪って一気に首位に上り詰めます。

2位とは3打差ありましたが、ここからはリンクス特有の風の影響もあり、我慢のゴルフとなります。

優勝へのプレッシャーも重なり、12番そして16番ホールをそれぞれ3パットのボギーとしてしまいますが、強まった横風に負けないように球筋をコントロールしたショットが勝負所でさえ渡りました。

最後まで集中力を切らすことなく、終わってみれば5バーディー2ボギーの3アンダー、4日間トータル12アンダーで後続を振り切り、自身初となるうれしいメジャー大会初制覇となりました。

デビュー以来5年連続で賞金シードを獲得、安定感には定評のあった永峰選手。

2018年にツアー初優勝を飾り2勝目を期待されるも、ここ2年勝ち切れない日々が続いていました。

ようやく努力が報われたツアー2勝目がメジャー大会とは、なんともドラマティックですね。

今大会の永峰選手はショット、パットともに距離感が抜群でした。

ショットについてはスイングを変えずに、ボールの位置や体重配分を変えることで球筋をコントロールしていました。

5番ユーティリティーやミドルアイアンでも低弾道のライン出しショットを打つことで、このコース特有の横風を攻略していました。

パットに関しても、最終日後半の3パットもファーストパットをしっかりカップをオーバーさせた返しのパットを外したものであり、全体的にはロングパットをお先にの距離まで寄せる場面が多く見られるくらい安定していました。

オフシーズン、そしてコロナ禍での自粛期間中にコツコツと練習を積み重ねた中で磨いた多彩なショットをこの大舞台でいかんなく発揮した永峰選手。

彼女の今後の活躍に期待しましょう。

2位タイの田辺ひかり選手はブレイクの予感♪

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そして今大会の最終日に注目を浴びたのが田辺ひかり選手。

黄金世代の1学年上の23歳の選手ですが、昨年出場の5試合はすべて予選落ちという残念な結果に終わっています。

しかし今大会は初日から安定感抜群。

今回の開催コースであるJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部は実家から車で40分ということで、準ホームコースといえるくらい思い入れのあるコースだったようで、その地の利も上手く利用して最終日は最終組でのスタートとなりました。

すると12番、13番ホールと連続バーディーを奪い2位タイに浮上、一気に首位を脅かす存在となります。

しかし14番、15番ホールともにバーディーパットがラインに乗りながらも、ことごとくカップをかすめて入ってくれないというアンラッキー。

結局この2ホールでバーディーを取れなかったことが最後まで響き、優勝した永峰選手とわずか1打差の2位タイでのフィニッシュとなりました。

本人にとっては悔しい結果だと思いますが、それでも1400万円以上の高額賞金をゲット!

また一人楽しみな選手が出てきましたね♪

シブコは今シーズン初の予選通過

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いっぽうアメリカ女子ツアーでもメジャー大会『ANAインスピレーション』が開催されました。

この試合には現在アメリカ女子ツアー転戦中の渋野日向子も出場。

今シーズンの出場試合はすべて予選落ちと精彩を欠いていた渋野選手でしたが、クロスハンドに変更したパッティングとショットがようやく噛み合い、見事予選を通過しました(最終結果は51位タイ)。

まだまだ日によって調子に波がありますが、3日目には今シーズン初の60台でのラウンドもありましたし、ようやく渋野選手らしい果敢にピンを狙う積極的なゴルフに近づきつつあるのかなという印象です。

しばらくはアメリカ女子ツアーでの戦いが続くと思いますので、何とか結果を残してほしいものですね。


といったところで今回はこのへんで。

それでは、また!