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プロゴルファー

もーりー

やっぱりDJは強かった!年間王者で16億円をゲットだぜ!!

皆さんゴルフを楽しんでいますか?

こんにちは、ライターのもーりーです。

男子の国内ツアーがやっと再開され、女子ツアーもようやく4試合が開催された状態の日本ですが、アメリカPGAツアーは早くも8月でツアー終了、9月4日~7日には年間王者を決めるプレーオフシリーズ最終戦(全3戦)『ツアー選手権』(イースト・レイクGC 7346ヤード パー70)が開催されました。

年間王者には1500万ドル(約16億円)というビッグボーナスが懸かった大一番で輝きを見せたのは世界ランキング1位のあの男でした。

プレーオフシリーズをおさらい

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まず最初にアメリカPGAツアーのプレーオフシリーズについてご説明しましょう!

アメリカPGAツアーはレギュラーシーズンの各試合の成績(順位)に応じて選手にポイントが付与される仕組みになっています。

そのレギュラーシーズンのツアー最終戦を終えた時点でのポイント数上位125位までがプレーオフシリーズ(フェデックスカッププレーオフ)に進出することができます(獲得賞金順ではないため、獲得賞金額が上位125位以内でも出場できない場合もあります)。

プレーオフシリーズはレギュラーシーズンで獲得したポイントはそのままに、最初の2戦では通常の3倍のポイントが加算されます。

そして第2戦は累積ポイント上位70人、最終戦は上位30人と出場者を絞り込んでいき、最終戦の『ツアー選手権』ではポイントランク1位が10アンダー、2位が8アンダー、3位が7アンダー……といった形でスタートするハンディキャップ戦となります。

優勝者には年間王者のタイトルと1500万ドル(約16億円)のビッグボーナスが付与されます。

し烈なサバイバルを制したのは世界ランキング1位のあの男!

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2020年のプレーオフの主役となったのは、世界ランキング1位に君臨する“DJ”ことダスティン・ジョンソン選手でした。

今シーズン前半は調子がなかなか上がらず、新型コロナウイルスによる中断後の復帰戦、『チャールズ・シュワブチャレンジ』でも予選落ち。

しかし6月後半に1勝を挙げるなど徐々にエンジンがかかり始めると、プレーオフシリーズでは本来の輝きを取り戻します。

まず初戦の『ザ・ノーザン・トラスト』では2日目に18ホールで11アンダーというウルトラチャージで首位に立つと、3日目と最終日もバーディーを量産。

終わってみればトータル30アンダーで2位に11打差というぶっちぎりの優勝となりました。

続く『BMW選手権』はアンダーパーが5人だけという我慢合戦の中でプレーオフに進出。

優勝は世界ランキング2位のジョン・ラーム選手に譲ったものの、ここでもポイントを稼ぎ、堂々のポイントランキング1位で最終戦に進出しました。

そして最終戦となった『ツアー選手権』。

初の年間王者へのプレッシャーからか初日、2日目とドライバーの調子を落としてしまい、なかなかスコアが伸ばせずに、2位に1打差まで迫られてしまいました。

しかしアドレス時のわずかなズレに気づきドライバーのフェアウェイキープ率が戻った3日目は一気にバーディーを量産、2位との差を5打に広げ最終日を迎えます。

最終日はジョン・ラーム選手や賞金ランキング1位のジャスティン・トーマス選手らの追い上げにも動じることなく、勝負所をパーでしのぐなど終始落ち着いたプレーを披露。

最終18番ロングホール(パー5)は持ち球であるフェードボールの豪快なドライバーショットからのナイスバーディー。

DJにとって初となる年間王者の称号を手にしました。

しかしそれにしてもDJは強かった。

彼のすごいところは、バーディー合戦となるようなコース、厳しいコンデションの難コースの両方にオールマイティーに対応できるところですね。

もちろんツアー屈指を誇る飛距離が大きなアドバンテージになってはいますが、それに加えてアプローチとパッティングが非常に安定しています。

これまで年間王者になっていなかったり、メジャー大会1勝止まりなのが不思議なくらいですよね。

このプレーオフシリーズの強さを見る限り、ここ数年はDJがアメリカPGAツアーの中心となるのは間違いなさそうですね。

全米オープンは松山選手に期待!

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DJの年間王者で幕を閉じたアメリカPGAツアーの2019-2020シーズンですが、すでに今週から、次のシーズンが始まります

そしてその翌週にはいよいよ延期になっていた『全米オープン』(9月17日~20日 ウィンゲッド フットGC)が開催されます。

優勝候補筆頭は間違いなくDJでしょう。

しかし、そんな中で期待したいのがやはり松山英樹選手ですよね。

その松山選手ですが、プレーオフでは第2戦の『BMW選手権』では3日目にDJとともにトップタイ、最終日最終組で最後まで優勝争いに加わりました。

全米オープンといえばツアーの中でも非常に厳しいコースセッティングになることで有名です。

同じく厳しいセッティングだったBMW選手権でのプレーを見てもわかるように、松山選手はバーディー合戦よりも我慢合戦のほうが力を発揮しやすいのかなと思いますので、これはかなり期待できるのではないでしょうか。

調子の上がってきているドライバーショットとパッティングの精度がどこまで上がるかがカギになりそうですね。

日本人初のメジャー制覇に向けて! 松山選手の活躍に期待しましょう!!


といったところで今回はこのへんで。

それでは、また!