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プロゴルファー

もーりー

バラエティー番組でも手を抜かない!“負けず嫌いな”トッププロたちの“集中力”

皆さんゴルフを楽しんでいますか?

こんにちは、ライターのもーりーです。

正月にテレビを見ていたら、衝撃のシーンを目にしました。

アメリカ女子ツアーで活躍し、2019年は日本女子メジャー2冠に輝いた畑岡奈紗プロがティーショットを引っかけてOBにしてしまったのです。

“飛んで曲がらない”選手の代表格ともいえる畑岡選手に一体何が……。

といっても、このOBは試合中に起きたわけではなく、お正月のバラエティー番組での出来事なんですけどね♪

バラエティー番組に引っ張りだこ! オフシーズンも“シブコフィーバー”

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男女ともに昨年12月からオフシーズンに入った日本ゴルフツアー。

この貴重なオフシーズンに少しでも体を休めたい、来季に向けた練習に取り組みたい、というのがプロたちの本音でしょうが、シーズン後の各種表彰式やスポンサー関連の行事への出席など、トッププロになればなるほどスケジュールがびっしりです。

そしてその最たるものがテレビ番組への出演。

特にスポーツ系のバラエティー番組が目白押しの年末年始は多くのプロたちをテレビ番組で見かけました。

その中でも突出して番組出演をしていたのが渋野日向子プロ。

シーズン中も空前の“シブコフィーバー”に沸きましたが、オフシーズンも相変わらずの人気です。

あまりの過密ぶりに来シーズンに影響が出ないか心配なくらいですが、テレビ越しに見る限りでは、シーズンと変わらない、元気いっぱいの“スマイリング・シンデレラ”っぷりで、テレビ出演も心の底から楽しんでいる感じでしたね。

さらにバラエティー番組とはいえ、驚かされたのは渋野プロの集中力。

私が見た番組で渋野プロが挑戦したゲームというのが、アプローチショットで獅子舞の口に10分以内にボールを入れるというものでした。

距離は70ヤードくらいでしょうか。

これだけなら簡単な話ですが、なんとその獅子舞はエスカレーターに乗っています。

そうなんです。

エレベーターで移動している獅子舞の口にカップインさせるという、通常のゴルフプレーではありえない状況に渋野プロも大苦戦。

『これはさすがに無理か……』

誰もがそう思った制限時間いっぱいでの最後の1球。

ここで渋野プロが魅せました。

狙いすましてクラブを振り抜くと、ボールはエスカレーターを昇る獅子舞に向かって一直線。

見事に獅子舞の口にボールを入れることに成功!

ここ一番の勝負所で決め切れる勝負強さと集中力はさすがの一言ですね。

畑岡プロが見せた“らしさ”と“らしくなさ”

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私が見たもう一つのスポーツバラエティー番組は正月恒例の大物お笑いタレントが進行を進める人気番組。

その中のゴルフのコーナーには、渋野プロのほかにも畑岡奈紗プロ、石川遼プロと、昨シーズンのゴルフ界の主役たちが勢揃いしました。

一番目立っていたのが畑岡プロでした。

まずは序盤のゲームのティーショット。

ここで畑岡選手がまさかの引っかけOBを出してしまいます。

畑岡プロといえば“飛んで曲がらない”選手の代表格のような選手で、シーズン中にOBを打つ場面なんて、まずお目にかかることはありません。

大物タレントや多くの番組スタッフに囲まれるという、通常ではありえない環境に集中力を削がれてしまったのでしょうか。

少しの心の乱れがプレーに影響するのはトッププロだってあることなんですね。

そんな“らしくなさ”を披露してしまった畑岡プロでしたが、番組の後半ではその実力をいかんなく発揮しました。

用意されたゲームは約100ヤード先にあるクレーンに吊るされたポリバケツくらいの大きさのピンにボールをカップインさせるというもの。

空中に浮いたカップを狙うなんてことは、これまた通常のゴルフプレーではありえないことですから、いくらポリバケツほどの大きさのカップとはいえ、距離感を出すのも至難の業です。

しかし畑岡選手はすごかった。

この難易度マックスの状況にもかかわらず、たった1球でカップインさせてしまったのです。

弾道イメージ、ショットの精度、ライン出しのすべてをたった1回で読み切った集中力とメンタルの強さは、さすが世界ランキング6位(当時)のトップ中のトップだけありますね。

ッアープロたちはみんな“負けず嫌い”

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畑岡プロのミラクルショットで番組は終了したわけですが、その収録後にある出来事が起こったそうです。

それは、収録中にクレーンに吊るされたカップにボールを入れられなかった渋野・石川遼プロが居残りでプレーを続けたこと。

結局は2人ともカップインさせるまでプレーを止めなかったそうです。

たとえテレビ番組の収録だとしても、与えられた課題をクリアしないと気が済まない。

この“負けず嫌い”気質があるからこそ技術も磨かれるし、ここ一番の勝負所でもミスどころかスーパーショットを連発できるのでしょうね。

私たちアマチュアはトッププロのプレー内容に目が行きがちで、そのスイングを真似しようとしますが、むしろ集中力や負けず嫌い気質で練習に取り組む姿勢というものを参考にしたほうが上達するんじゃないでしょうかね。

というわけで、正月早々からバラエティー番組でも手を抜かない、負けず嫌いのトッププロたちの集中力を目の当たりにして、『今年も一年ゴルフを頑張ろう!!』と気合を入れ直した(空回りか!?)私もーりーなのでした。


それでは、また!