プロゴルファー
こせきよういち
“いたずらっ子”タイガー~世界のゴルフ界の面白情報を拾い読み#150
来週は、タイガー・ウッズがアメリカ選抜のキャプテンを務める「プレジデンツカップ」です。
アメリカ選抜vs世界選抜(ヨーロッパを除く)による、2年に一度のチーム戦。
アメリカ選抜12人の中の4人は、タイガーが選ぶキャプテン推薦で、うちひとりは「俺」。つまりタイガー自身だったことが発表当時、大きな話題になりました。
そして、もうひとり。
タイガーは、トニー・フィナウに推薦出場の連絡をした際に、ちょっとした“いたずら”を仕掛けました。
今回は、案外いたずら好きのタイガーの最近のエピソードを紹介しましょう。
青ざめたフィナウ
まずは、そのフィナウに仕掛けたいたずらです。
その内容は、タイガーがプレジデンツカップの公式ウェブサイトに自身で書いています。
「トニーに電話で連絡したときは、ちょっといたずらしたんだ。僕は最初に『タフな知らせなんだけど』と言ったんだ。すると、電話の向こうで彼が落ち込むのが分かった。でも、数秒間はそのままにして、それから『プレジデンツカップで待ってるよ』って伝えたんだ」
はははっ、タイガーも人が悪い。
一方、いたずらの被害にあったフィナウは後日、メディアに
「僕は、タイガーがいたずら好き(jokester)ということを良く知らなかったからね。彼が『悲しい内容のタフな電話になるけど』と話し始めたときには、少し悲しくなった」と語っています。
そして、タイガーが本当のことを話すまでの沈黙の間を15秒(タイガーは数秒と記述)もあったと振り返っています。
実際はそんなに長くなかったんでしょうけど、フィナウにはそれほど長く感じる“間”だったのでしょう。
デシャンボーにはさらっと
Tiger's that guy. pic.twitter.com/pGPdK3sqEo
— GOLF.com (@GOLF_com) February 14, 2019
同じくアメリカ選抜のひとり、ブライソン・デシャンボーには、今年のジェネシス・オープンでこんないたずら(上掲のツイッター動画)を、さらっとやっています。
ケビン・ナ相手にこんなおふざけ
タイガーが今年見せた一番おちゃめなシーンはこれ。
ザ・プレーヤーズ選手権で話題を集めたプレーです。
同じ組のケビン・ナの「ウォーキングパット」に続いて、タイガーもちょっとぎこちなくフォロー。
そして、その後に見せた笑顔はとてもいいものでした(トップの画像)。
去年のライダーカップではコルタートに
最後は昨年、フランスで開催されたライダーカップでのいたずら。
相手は現在、解説者として活躍しているアンドリュー・コルタート(スコットランド)。
タイガーとコルタートは20年前(1999年)のライダーカップの最終日に、シングルスで対戦。タイガーが「3&2」で勝利しています。
タイガーはコルタートとの再会を楽しみにしていたのでしょう。
あらかじめプレゼントを用意していました。でも、そのプレゼントにはちょっとした仕掛けが……。
下記リンク先の動画をご覧ください。
タイガーには来年もこのような、微笑ましいシーンを期待したいものです。