プロゴルファー
Nick Jagger
スタンレーレディス、有村智恵の奇跡を振り返る
日本女子オープンも終わり、女子ツアーの秋の陣は盛り上がってきましたね。
渋野日向子の賞金女王や熾烈なシード権争いなど、まだまだ見どころがいっぱいですよね。
次のトーナメントは東名カントリークラブで開催されるスタンレーレディス(10月11~13日)です。
このトーナメントでは過去にものすごい記録が達成されたことを覚えている人も多いでしょう。
アルバトロスとホールインワンを決めた有村智恵
女子プロゴルファーが毎日ラウンドしたとしても、49年に1回しかできないのがアルバトロスです。
それをわずか23歳で達成。
しかも、その同じラウンドでホールインワンまでやってのけた選手がいます。
現在女子プロの選手会長を務める有村智恵がその人で、彼女は2011年、東名カントリークラブで開催されたスタンレーレディスの初日、8番ホールパー5(503ヤード)で、残り190ヤードを3番ユーティリティで直接カップインさせました。
ホールインワンは初めてだった
実はその2年前にも、有村はアルバトロスを決めていたのです。
しかし、意外なことにトーナメントではホールインワンを一度も決めたことなく、キャディと「ホールインワンよりもアルバトロスのほうが多いプロゴルファーなんていないよね」と笑い合っていたそうです。
ところが、2時間後に奇跡が起きたのです。
16番パー3(135ヤード)で、8番アイアンでのショットが、ピン手前5メートルに落ち、そのままカップインしたのです。
こんなミラクルが起こるんでしょうか?
なんと3万年に1度の確率
日本女子プロ協会のデータによりますと、ホールインワンが出る確率は、604ラウンドに1回。
つまり、同一ラウンドでホールインワンとアルバトロスの両方を達成する確率は、1日1ラウンドしたとして、604×17897(49年)=10809788ラウンドに1回ということになるんだそうです。
女子プロが毎日ラウンドして、2万9596.2年に1度しか起きないというのですから、次の達成は約3万年後ということです!
果たして、そのときにはプロトーナメントはやっているのでしょうか?
(1年を365.2422日として計算)