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『逆転の成田』が今季2勝目!【大東建託・いい部屋ネットレディス】
LPGAツアーの『大東建託・いい部屋ネットレディス』最終日は、ベテラン勢と韓国勢が熾烈な優勝争いを繰り広げる展開に。
そんな中で優勝カップを手にしたのは、『逆転の成田』こと成田美寿々選手でした。
『逆転の成田』の真骨頂
ここのところ若手の台頭が著しいLPGAツアー。
しかし『大東建託・いい部屋ネットレディス』はベテラン勢と韓国勢が躍動しました。
有村智恵、藤田さいきの両ベテランに、黄アルム、ペ ソンウの韓国勢と、実力者が1打差以内にひしめき合うすごい展開に。
そんな大熱戦を制したのが成田美寿々選手。
この日は首位と2打差でスタートしましたが、サンデーバックナインで首位に立つと、トップタイで迎えた16番ホール。
6メートルのバーディーパットを気合でねじ込んで混戦を抜け出します。
これが決定打となり、このまま逃げ切っての逆転優勝。
今シーズン2勝目、通算13勝目となりましたが、実は13勝のうちの9勝が最終日に逆転での優勝。
今シーズンの2勝も逆転勝利と、『逆転の成田』と呼ばれるのも頷けます。
4日間大会にもめっぽう強い
『逆転の成田』の異名を持つ成田選手ですが、もうひとつ注目すべきは4日間大会にめっぽう強いこと。
今大会も4日間大会でしたしね。
女子選手にとっては4日間大会というのは体力的にかなり負担がかかるはずです。
それだけに4日間大会で優勝を何度もできるのは、気力、体力、実力がすべて揃っている証拠。
深いラフからでもグリーンに止めることができるツアー屈指のショットメーカーでもあります。
成田選手は、LPGAツアーの中でもトップレベルのショット力を持つ選手なのは間違いありません。
目指すは東京オリンピック
今年の秋で27歳を迎える成田選手が今一番の目標に掲げているのが、東京オリンピック出場。
しかし東京オリンピックに出場できるのはわずか2名~4名という狭き門。
東京オリンピックへの出場のためにも今シーズン5勝以上を目標に掲げる成田選手。
これから残りの試合でどれだけ優勝を積み重ねられるでしょうか。
そのカギは、個人的にはパッティングだと思います。
17番では80センチのバーディーパットを外し、最終18番の90センチのウィニングパットもカップのまわりを一周してカップインという内容でしたからね。
苦手!? のパットを修正して今後も勝利を積み重ねられるのか。
『逆転の成田』に今後も注目です。
成田選手、今シーズン2勝目おめでとうございます!