プロゴルファー
こせきよういち
“苦労人”マックス・ホーマが初優勝~世界のゴルフ界の面白情報を拾い読み#121
先週の米ツアー競技「ウェルズ・ファーゴ選手権」は、この数シーズン、レギュラーツアーと下部ツアー(ウェブドットコムツアー)を行ったり来たりの“苦労人”、マックス・ホーマ(28歳)がツアー初優勝を遂げました。
「いまは夢の中にいるみたいだ。こんなふうにシードが獲れるとは思ってもみなかった。(この優勝は)僕の家族にとっても、フィアンセにとっても、とても素晴らしい出来事だ。これで僕の仕事も少しは安定する。いつもは良く話すほうだけど、いまは何も言えないよ」と優勝インタビューに応えたホーマ。
元来とてもユーモラスなプレーヤーで、「これまでは、トーナメントで獲得した賞金額より、プロアマでもらったギャラのほうが多かったと思う」と笑いを誘う場面もありました。
今回はそれ以上の面白いコメントは聞かれませんでしたが、SNS(ツイッター)では「ツアーで最も面白い投稿をするプレーヤー」として知られています。
彼のちょっと笑える書き込みを紹介しましょう。
マックス・ホンマ?
Play better pic.twitter.com/8rLDT8y8dY
— max homa (@maxhoma23) 2019年1月10日
今年、彼の投稿で最も話題を集めたのがこれ。
1月のソニーオープンでのこと。
彼に割り当てられたロッカーにあった名前は、なんと「マックス・ホンマ」!
これを見たホーマは、ただひと言。「もっと頑張んなきゃ」
この後、フォロワーから寄せられたリプライの中に、「いつジャスティン・ローズと契約したんだい?」という質問がありました。
当時はジャスティン・ローズと本間ゴルフ(ホンマ)の契約が大きな話題になった時期でした。
これにホーマは、「彼が契約したいと頼んできたから、助けてあげなくちゃと思ってさ。人助けをし過ぎるのが僕の大きな欠点なんだ」なんて答え、フォロワーを喜ばせています。
ホーマのセールスポイントとは?
Had a few caddies hit me up recently hoping to team up. They heard they usually get weekends off which is apparently a great selling point
— max homa (@maxhoma23) 2017年2月1日
ホーマはときどき自虐的な投稿で笑わせています。
16-17年シーズンは、再度ウェブドットコムツアーから上がってきた年でしたが、開幕から10試合連続予選落ち。
初めて予選を通り、第3ラウンドに進んだのは、6月の「セントジュード・クラシック」でした。
でも、このときは予選通過者が多く、セカンドカット(MDF)でふるい落とされ、ファイナルラウンドに進めず、結果85位。
そんな大不振の中の投稿がこれ。
「このところチームを組みたいというキャディが現れるようになった。彼らは、僕となら週末はいつも休みになることを知っているんだ。間違いなく、素晴らしいセールスポイントなのだ」
来年のマスターズのホーマは見ものだ
I don’t think I’d be nervous on the first tee at my first Masters. It’s always been a dream of mine to play that tournament. I’d jump right past nervous and skip straight to violently ill, unfit to be in public
— max homa (@maxhoma23) 2019年4月10日
そんな彼も今回の優勝で20-21年シーズンまでの米ツアー出場権を獲得しました。
そして、彼が一番喜んでいるのが、来年初めて出場することになるマスターズ。
今年のマスターズの際に、こんな書き込みをしています。
「マスターズに出場できたとしても、僕は1番ティで緊張するようなことはないと思う。だって、あのトーナメントは僕がいつも夢みてきたこと。だから、緊張なんて飛び越えて、いきなりアブない状態になってしまうよ。人には見せられない」
さて、実際にはどんなホーマの姿が見られるのでしょう。
楽しみに待つことにしましょう。