プロゴルファー
オニオンスライス
確率を凌駕したホールインワンにまつわる珍記録?!
Gridgeの読者の中には、ホールインワンを達成しているゴルファーも大勢いることでしょう。
筆者はもちろん、まだ達成しておりませんが……。
ホールインワンの確率は、とある調査によると男子プロゴルファーで約900分の1、アマチュアで1万分の1と言われています。
しかし、本日ご紹介するのはそんな確率論などはまったく通用しない、超非現実的な記録です!
2016年マスターズ。バック・トゥ・バック・エース!
まずは記憶に新しいところから。
2016年マスターズ、本戦前のパー3コンテストでの珍記録です。
プロゴルファーでも900分の1の確率でしか出現しないはずのエース(ホールインワン)がなんと同じホールで、しかも二人続けて達成されてしまいました!
しかも、達成したのはジャスティン・トーマスとリッキー・ファウラーというPGAツアーでもトップ中のトップ二人!
そう言えば、当時は大きなニュースになりましたね。
こんなシーンを生で見られたギャラリーが羨ましい!
1ラウンドに2回のエース!
2015年、ザ・バークレイズの最終日。
この日3番ホールでホールインワンを達成していたブライアン・ハーマンが14番ホールで放ったボールは、導かれるようにホールに吸い込まれていきました。
大会はこの年ゾーンに入り「誰も止められない」状態になっていたジェイソン・デイが優勝しました。
PGAチャンピオンシップで優勝し、このザ・バークレイズでも勢いをつけて、BMWチャンピオンシップの優勝で念願の世界ランキング1位を手にしたジェイソン・デイ。
デイが世界ランキング1位になった時の感動は、今も多くのゴルフファンの心に刻まれていることでしょう。
そんなジェイソンの栄光の陰で、ブライアンは秘かに偉業を達成していました。
そしてこの記録は驚くことに、2006年のリノタホオープンで宮里優作が達成して以来、3人目の快挙だということ。
彼らが人生の運をすべて使い果たしてしまったのではないかと心配になります。
おまけ
そして最後は我らが有村智恵。
2011年スタンレーレディスで彼女が達成したホールインワン&アルバトロス!
実はホールインワンのように華はありませんが、確率的にはアルバトロスのほうがはるかに達成するのが難しいのです。
アルバトロスを達成するのはホールインワンより100倍難しいと言われていることからも、その達成率の低さが並みではないことは容易に想像できます。
この時のニュース番組で連呼されていた「3万年に1度の快挙」というセリフが忘れられません。
宝くじはよく「夢を買う」という言い方をされますが、ゴルフも確率だけを考えたらある意味「夢を買う」スポーツなのかもしれませんね。
筆者もそろそろ確率的にホールインワンが出てもいい頃なんですがね……。