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祝・初上陸!チェ・ホソンがヨーロピアンツアー初参戦!

チェ・ホソン選手。

20代半ばでゴルフを始めたという異色の経歴を持つ韓国出身の45歳。

韓国ツアー2勝、日本ツアー2勝、通算プロ戦績は4勝。

しかし、彼に注目が集まったのは彼の戦歴ではなく、みなさんもよくご存知の変わったスイングスタイルでした。

日本ツアーでもユニークなスイングと共に2018年のカシオワールドオープンで優勝を飾り一躍有名人となりました。

その後、アメリカでも注目されSNS界ではタイガーを凌ぐ勢いの人気者となっています。

ザ・フィッシャーマンズ・スイング

getty

「彼のスイングを見ているだけで、背中が痛くなるよ」

チェ・ホソンのスイングを見てタイガー・ウッズが呟いた言葉です。

今年AT&Tぺブルビーチ・プロアマで正式にPGAツアーデビューを果たしたチェ・ホソン。

彼の“ザ・フィッシャーマンズ・スイング”と呼ばれるユニークなスイングはPGAツアーを魅了しました。

アドレスとは反対側を向いて、背中を大きく逸らし、クラブを高く引き上げる独特のフィニッシュ。

このポーズ、どこかで見たことありませんか?

そう! 魚釣りで獲物が掛かったときに「(獲物が)きた!」とフィッシャーマン(釣り人)が竿を引き上げるポーズです。

このスイングを見てNBCのゴルフアナリストがとても素敵な解説をしていました。

「ゴルファーの人生において(何にも囚われず)自由にスイングを学ぶことよりも至福の時間はないと言われている」

そして、こう続けました。

「チェのスイングには、その言葉の意味がすべて集約されている」

彼は残念ながらPGAデビューで予選を通過することはできませんでしたが、アメリカのゴルフファンに多くの笑顔を残してくれました。

ヨーロピアン・ツアー初参戦!

2018年は、日本を含めアジア、そしてアメリカを席巻したチェ・ホソンが、満を持してヨーロピアンツアーに初参戦を果たしました!

2019マジカル・ケニア・オープン。

PGAツアーでは、前半戦においてマスターズに次ぐ注目の大会でもある2019ザ・プレーヤーズ・チャンピオンシップの期間中ということもあり、マジカル・ケニアオープンにはあまり注目が集まることはありませんが、そんな中で大きな話題として取り上げられたのが、チェ・ホソンのヨーロピアンツアー初参戦でした。

PGAツアーやヨーロピアン・ツアーは「ハイライト」として、トーナメントで活躍した選手や、その日上位に上がって来た選手などの好プレーのダイジェストを動画配信しています。

そんな筆者の携帯に「ヨーロピアンツアーさんがチェ・ホソンのハイライトをアップしました」というニュースが飛び込んできました。

「彼がいったいどんな活躍をしているんだ!」と、あの独特なスイングを想像しながら映像を見てみると、出てくる映像がこれでもかというくらいミスショットの連続!

終わってみれば2オーバーという平凡なスコアでホールアウト。

すべての試合のハイライトを確認している訳ではありませんが、これほど平凡なスコアの選手のプレーを編集してハイライトとして配信するのは、かなり異例なことです。

それだけヨーロピアンツアーがチェ・ホソンの“上陸”を心待ちにしていたことがうかがえます。

彼のスイングに免疫のないヨーロピアン・ツアーの解説者は、

「ご家庭ではあまりマネをされないほうがいいかもしれませんね…」

と、ドン引き状態。

まとめ

しかし!

チェ・ホソンのヨーロピアンツアー初参戦への歓迎はハイライトだけでは終わりません!

実は、大会前の人気おもしろ企画にも招かれていました。

「14クラブ・チャレンジ!」

ショートホールで1対1で対決をするこの企画。

ルールは簡単で、バッグに入っている14本のクラブから好きなクラブを選んで順番にグリーンを狙い、より多くオンしたほうの勝ち。

ただし、同じクラブは2度と使えません。そして、相手が使った番手も使えません。

パターやドライバーなどすべてのクラブを駆使して7球ずつティーショットを打ちグリーンを狙う、ヨーロピアンツアーの人気シリーズです。

話題のチェ・ホソンを迎え撃つのは、こちらも上り調子のエリク・バンローエン。

南アフリカ出身の29歳。

ツアーでは未勝利ですが、先週行われたカタールマスターズでは11アンダーでトップと2打差の2位タイに食い込む大健闘を見せました。

余談ですが、バンローエンの「2位タイ」ですが、なんと2位タイグループに11アンダーで9選手が並ぶという珍事が起こっていました!

2位タイの最多は一体何人なのか、時間のある時に調べてみたいと思います。

さて、14クラブチャレンジに話を戻します。ゲームは1点を争う接戦となりましたが、大注目はチェ・ホソンがドライバーでワンオンを狙うシーン。

渾身の“ザ・フィッシャーマンズ・スイング”で放ったボールは見事グリーンをとらえるのか?!

結果は上掲の動画でご確認ください!