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野村タケオ

ゴルフマン【第98話】ギリギリショット

木曜日のお楽しみゴルフマンの第98話です。

ゴルフって何が起こるか分からないから面白いんですよね~。

【第98話】ギリギリショット

ゴルフを長年やってるといろんなシチュエーションに出くわします。

フェアウェイど真ん中に行ったはずなのにロストボールになったこともあるし、バンカーでボールが完全に埋まってしまったこともある。

木の枝にボールが引っかかったこともあるし、ティショットが斜め前方の木に当たって後ろに跳ねて、レギュラーティーから打っていたのに2打目がバックティーのあたりからになったこともある。

本当に何が起こるかわからないのがゴルフです。

そう考えれば池の縁にギリギリボールが止まるなんてことは、そんなに驚くようなことじゃないのかもしれないっすね。

もちろん僕も何度も池に落ちそうなとこから無理やり打ったこともあるし、無理に左打ちして結局池ポチャしちゃって傷口を拡げちゃったことだってある。

後から思えばなんであんな無謀なことをしたんだろう? って思うんだけど、その時はそれが一番いいと思っちゃうんだよね〜。

ま、そんな無茶な挑戦も何十回かに一回くらい上手くいっちゃうことがあるから、味をしめちゃって、また同じようなシチュエーションになったときについついやっちゃうんでしょうな。

ゴルフって怖いわ〜。

僕は池のギリギリのところに立って打ったことが何度かありますが、ありがたいことにボールは池に入ったとしても僕が池に落ちちゃったことはない。

僕自身は池に落ちたことはないけど、落ちる瞬間を見たことはあります。

前の組の人が池方向に打っちゃったんだけど、奇跡的に池の中の直径2メートルくらいの浮島の上にボールが止まった。

その浮島は池の縁から1.5メートルくらいのところにあるから、その人は助走を取ってピョンとその浮島に飛び乗りショット打ったんです。

んで、こっちに戻ろうとしたんですが、今度は島が小さすぎて助走が取れず、その場からピョンとこっちに向かって飛んだんだけど、助走が取れない分だけ飛べる距離が短く、そのまま池にドボン・・・。

幸い池の深さが腰くらいまでだったので、すぐに仲間に助けてもらいましたが、腰から下はビチョビチョ。

それは前半での出来事だったんだけど、後半はレインウェアのズボンを履いてプレーされてました。

小さな浮島にボールが止まるという奇跡が起きたんだから、それを生かしたいと思う気持ちは分かりますが、ちょっと無謀だったかな〜。

ちなみに浮島からのショットは大ダフリで池ポチャだったので、完全に踏んだり蹴ったり。

ミスショットした時はある程度あきらめるという気持ちも大事ですな。