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ライフスタイル

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10年以上のブランクを経て、ゴルフに再チャレンジするということ(57)

答えは出ないまま70分の打ち放題が終了。

330発。

一度も座らず、用意した水も飲まずに打ち続けたが、余計に分からなくなっただけだった。

飛ばないおじさんゴルファーとして、出直すしかないのか?

ドライバーで180ヤードキャリーして、転がってなんとか200ヤード。

大きな身体で、誰よりも飛ばない。

真っすぐ行くだけが取り柄(それも怪しいけど^^;)

エイジシューターなんて夢のまた夢。

つまらない…。心底つまらない…。

現実はかくも厳しい物だった…。

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ドライバーショットはラフまでの範囲に収まり、セカンドショットはグリーン周りまで運べ、アプローチして2パット。ボギー。

これで90回。

でもいくつかパーオンもするだろうし、アプローチかパットがたまには決まるだろうし…ラウンドで5つくらいはパーが取れて85回。

まずはそのくらいでいいか!

そのくらいの所から徐々に精度を上げていって、2年位でシングル入り。

やがてはクラチャン戦にも出て、60歳までにはもしかするともしかして…。

お恥ずかしい話ながら、そう…案外いけるんじゃないかと思っていました。

それが、現実は…なんと90回さえ見えてこない…。

まさか、こんなに遠いとは思いませんでした。

“遠いどころか、もう無理だ”

月イチでシングル入りなんて無理なんだ。70台なんてもう二度と出ないんだ。

結局、お金と時間がなけりゃ無理なんだ!

いや…。

お金と時間があっても、もう俺には無理なんだ~。

でも、いいのかよ?

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“エイジシューターには、幸せのイメージが全部詰まってるんだろ?

健康で、お金と時間に余裕があって、仲間がいる。

でも、50代で100も切れないヤツには絶対に無理だよ!?

いいのかよ。

もうあきらめるのかよ!?

今度また完全にゴルフから離れたら、今のレベルにさえ二度と帰ってこれないよ!?”

そんな想いと、投げやりな気持ち。

やがて仕事も忙しい季節になり…練習の優先順位は下がる一方になっていった。

そしてその日はやってきた。

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ラウンド以来おざなりになっていた、自宅練習。

このところは朝はまったくせず、夕食の前にちょこっと、おざなりに。

“3発だけ”

“片手素振りだけ”

“パットだけ”

そんな日々。

“これまで18ヶ月もの間毎日続けてきたんだ。今やめたらもったいない”

その想いだけでかろうじて続けているが、楽しいから、上手くなりたいから、ではないただの損得勘定…。

そんな気持ちで続く訳もなく、遂にその日はやってきた。

ラウンドから2ヶ月後の10月13日。

ゴルフを思い出すことすらない一日。

あ~ぁ…。

やっちまった。

自宅練習の連続記録は、596日で途絶えた。

(続く)