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辞退者続出で揺れる?リオ五輪のゴルフ競技はどうなるの
1904年開催のセントルイス五輪から112年の時を経て、リオ五輪で競技として復活するゴルフ。
トップスターの共演への期待が高まる一方で辞退者も相次いでいます。
この記事では、リオ五輪のゴルフ競技開催概要や代表者事情についてみていきましょう。
1.ゴルフ競技の試合日程や会場は?
リオ五輪でのゴルフの試合日程は、
男子:8月11日~8月14日
女子:8月17日~8月20日
のそれぞれ4日間。男子は7128ヤードのパー71。女子は6245ヤードのパー71設定で競技が行われます。
競技会場はバーハ地区にある「Campo Olímpico de Golfe」。コースは五輪のために新設されたオリンピックゴルフコースが使われます。
大西洋沿いに作られたリンクススタイルのコースで、距離こそ長くありませんが、海、山の両側から吹く、強い風が難敵となるコースです。
準備は順調ですが、環境保護地区に隣接したこのコースではカピバラなど野生の動物も見られます。
2.各国の出場者事情は?
リオ五輪ゴルフ競技の代表は、世界ランクを元に15位以上から各国最大4名、15位以下からは最大2名、各国最大4名が選出され、全体では男女各60名が出場できます。
しかし、日本のエースとして期待された松山英樹選手は代表辞退をすでに表明。
ジカ熱や治安面の不安を理由に、男子では10人以上のトップ選手が欠場を決めています。
《主な出場辞退者》
D・ジョンソン(米)
J・デイ(豪)
A・スコット(豪)
M・リーシュマン(豪)
B・グレース(南ア)
R・ウーストハウゼン(南ア)
C・シュワーツェル(南ア)
松山英樹(日本)
R・マキロイ(北アイルランド)
S・ローリー(アイルランド)
V・シン(フィジー)
3.どうなる?日本代表
リオ五輪ゴルフ出場の辞退を表明した松山は、日本男子勢の中では抜きん出た高ランクの選手。
2番手につけているのは谷原秀人ですが、谷原も治安の問題から辞退を表明しており、日本代表は順当にいけば3番手4番手の池田勇太と片山晋呉に決まる予定です。
女子では、22位の野村敏京、43位の大山志保が出場権保持者。ギリギリまで代表権を争っていた渡辺彩香は惜しくも45位にとどまり、女子からの辞退者が出なければ、野村、大山の2名に決まりそうです。
出場選手のエントリー締め切りは7月18日。最終的な代表選手は誰になるのでしょうか。
4.トップ3が出場しない可能性も・・・?
リオ五輪開催地である、リオデジャネイロとの時差が少ないアメリカ勢からは、ゴルフ競技の辞退者は出ないかと思われていたのですが、7月8日にとうとう世界ランク2位のダスティン・ジョンソン選手が代表辞退を表明しました。
世界ランク3位で同じくアメリカのジョーダン・スピース選手の辞退も囁かれ、世界のトップ3が出場しない可能性も。
このままいけば、五輪出場選手の約半数ほどは、世界ランク100位以下となる見通しです。
ジカ熱の問題などもあり、辞退者が続出するリオ五輪のゴルフ競技。
世界のトップ選手が一堂に会する姿が見られないのは寂しいですが、日本選手にはぜひ健闘してほしいですね!
1世紀以上ぶりの五輪競技復活となったゴルフに大注目です。