ライフスタイル
野村タケオ
ゴルフマン【第92話】アンケート
木曜日のお楽しみゴルフマンの第92話です。
アンケートには正直に答えましょうね。
目次
【第92話】アンケート
雑誌社やゴルフメーカーさん主催のコンペなんかに出場すると、ラウンド後に簡単なアンケートをお願いされることがよくあります。
そのアンケートに答えると粗品的なものがもらえることがあったりするようです。
粗品があろうがなかろうが、とりあえずは答えるようにしていますが、だいたいどこのアンケートも同じような内容なんですよ。
ゴルフ歴だとか、平均スコアだとか、年間のラウンド数だとかを書き込むことが多い。
クラブメーカーさんのコンペとかだと使用クラブのメーカーを聞かれたりすることもありますが、主催メーカーのクラブが1本もバッグに入ってないときはちょっと申し訳ないような気になりますよね。
そんな風にどこも似たようなアンケートなので、サクサク書けるわけですが、持ち球を聞かれるとちょっと困っちゃう。
僕の場合はずっとスライサーだったわけですが、最近はそうでもないんですよ。
ちゃんと打てればほぼ真っすぐな球が打てるんだけど、曲がるときは右にも左にも行っちゃう。
持ち球ストレートなんて書くのはちょっとおこがましいし、かと言って必ずどちらかに曲がるわけでもない。
持ち球は「暴れ球」です! ってのが正直なとこでしょうか。
しかしね、このどっちに行くか分からないってのが一番困るわけですよ。
かなりのスライスであっても、絶対にスライスにしかならないんだったらそれはそれでゴルフの組み立てはできるわけ。
だって左のOBがどれだけ浅くても絶対に左には行かないから安心して振れるわけだから。
だけども持ち球がスライスってなんだかカッコ悪いイメージなんですよね。
「スライサー=初心者」みたいなイメージがどうしてもある。
フェードと呼べるくらいまで曲がり幅が少なくて、飛距離も出るくらいならいいんだけど、やっぱどうしてもアマチュアってドローに憧れちゃう。
ドローのほうが飛ぶことが多いし、なんかカッコよく見えるんだよね〜。
で、ドローヒッターになって「左に行くクラブは使えないんだよね」的なことを言ってみたい(笑)。
しかしスライサーってのはもともとボールをつかまえるのが苦手なわけで、そう簡単にドローヒッターになんてなれない。
変に手首をこねる動きをやりだしちゃって、引っ掛けが出だすから右にも左にもミスが出るどうしようもないスイングになっちゃうわけ。
これこそ持ち球「暴れ球」。
僕のスイングが今ここ(笑)。
僕はわざと球を曲げようと思ったとき、ドローはあまり曲がらないんだけどフェードは結構打ちやすい。
きっと生まれ持ってのスライサーなんでしょうね。
なので今後は下手にドローヒッターを目指すんじゃなくて、フェードを極めたほうがいいのかなと。
めっちゃ飛ばし屋のダスティン・ジョンソンだってフェードヒッターだしね。
今度アンケートとかで持ち球は? って聞かれたら、堂々と「ダスティンと同じフェード」って書いてやろうと思っています。