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プロのトーナメントを観に行こう!観に行くだけでゴルフが上手くなる!?
2018年9月27日(木)~30日(日)、千葉カントリークラブ 野田コースにて開催された、日本女子オープン。
初日から世界ランク4位の実力者 ユ ソヨン選手(韓国)が実力を発揮し、4日間を通して追いすがる畑岡奈紗選手を振り切って優勝しました。
僕は 大会初日に現地で観戦。ユ・ソヨン選手のすごさを目の当たりにし、世界ランク上位者の実力を実感・堪能してきました。
ということで、今年の日本女子オープンを通して【トーナメント観戦から得られるもの】を余談をまじえてお伝えしようと思います。
目次
プロのトーナメント観戦、事前に確認しておくことは?
男子プロの場合はJGTO、女子プロの場合はJLPGAのホームページで試合のスケジュールを見ると、意外と近くにも試合会場があることに気が付きます。
北は北海道から南は沖縄まで全国津々浦々、いろんな地域でプロゴルフのトーナメントは開催されています。
東北・北陸・山陰・四国あたりは残念ながら試合数が少ないのですが、それでも0ではなく、数試合は開催されています。
好きな選手や海外からのトッププレーヤーが参戦する試合が近くで開催されるときは、観戦計画を立てましょう!
観戦までの手順は男子も女子もまったく同じと考えていいです。
好きなプロの追っかけのように全国どこへでも応援に駆け付ける猛者もいますが、一般的には、交通の便のいい、比較的近場の会場へ向かうことが多いと思います。
自分自身がゴルフに行くのと同じ感覚でしょうか。
そして、入場にはチケットが必要です。
前売り券を購入すれば割安ですが、当日券でも予選ラウンドは3000円前後、決勝ラウンドは5000円前後で入場できます。
予選ラウンドは、賞金ランク上位者や海外からのトップ選手・話題の選手が同組になったり、比較的近い時間のスタートとなるよう組み合わせされていますので、個人的にはそのような組を観戦するのがお勧めです。
もう一つ事前チェックすべきは交通手段です。
都心に近い会場の場合、ギャラリー駐車場が用意されていないことがあります。
公共交通機関を利用するのですが、試合会場に近い駅からシャトルバスが出ていますので、これを利用するといいでしょう。
地方開催の場合は、全会場にギャラリー駐車場が用意されていますが、コースから少し離れた場所に位置することが多いです。
駅からと同様に駐車場からシャトルバスが出ています。
シャトルバスの運行については公式ホームページにて確認してくださいね。
観戦手順をご紹介!(その1)練習場が参考になる!
シャトルバスに乗って試合会場に到着すると、ギャラリー専用入場口からコース内へ入場します。
当日券はここで売っています。
入場口では、当該トーナメントの冊子と 組み合わせ表・コースの地図(表裏で1枚のものが多い)を係員さんが渡してくれます。
この、組み合わせ表・コースの地図(僕は“命の地図”と呼んでます)は、一日中コース内にいる限り何回も見ますので、取り出しやすいポケットに入れておくのが便利です。
ちなみに僕は2枚もらっておきます。自然の中で観戦しますから、なくしてしまったり、汚れてしまったりすることもあるので、念のためです。
入場したら、お目当ての選手がどこにいるのかを確認しましょう!
スタート時間は、公式ホームページに載っていますので、スタート前なら練習場、スタート後ならだいたいどのホールにいるのかを確認し、追いかけます。
“命の地図”を見れば、最短距離が明確にわかりますよ。
僕の場合は、お目当ての選手が何人かいますので、メインの選手のスタート90分前にはコースに到着して、まず練習場へ向かいます。
案外選手と近いのでコーチとの会話が聞こえたりします。
また、お目当ての選手が朝の挨拶や雑談を他の選手としていますので、関係が少し垣間見れたりもします。
余談ですが、先日の日本女子オープンでは、アン ソンジュが女王様みたいに練習場に現れ、数多くの選手が挨拶をしてました。
「アン ソンジュって女王なんだな」なんて思ったりして・・・。
そして何より、練習場では朝の練習手順をよく見ましょう!
個人差はありますが、プロは試合前にかなり多くのボールを打ちます。
ストレッチ→器具による素振り→ウェッジのアプローチ→ウェッジ~アイアンのショット→ユーティリティ→フェアウェイウッド→ドライバー→アプローチ練習場で数種類のアプローチ→パター
といった手順が一般的ですが、選手によってはパターが先だったりもします。
僕の印象ですが、最近では女子でも惚れ惚れするようなスイングで、ショットにも迫力があり、練習を見ているだけでもかなりの勉強になります。
想像以上に軽く、コンパクトなスイングであることに、自分自身を反省したりもしています。
練習場が終わったら、メインのお目当ての選手について18ホールを回るのもよし。
キーホールに設営されたスタンドでさまざまな選手の攻略法を観るのもよしです。
僕の場合は、スタートホールのスタンドでお目当ての選手数組のティーショットを観た後に、難しそうなショートホール(パー3)のグリーンサイドに移動します。
そこで、グリーンを外した選手のアプローチの技術を勉強!
プロといえど、外しがちなエリアがありますので、そこに陣取ってまたまた勉強です。
観戦手順をご紹介!(その2)上がり数ホールは選手についていこう!
そろそろお腹が空いてきましたね!
コース内には“ギャラリープラザ(ギャラプラ)”と呼ばれるエリアがあります。
休憩所的な要素のあるエリアなのですが、フードコートのような造りになっています。
B級グルメ店が5~10店ほど並んでいます。めん類や丼もの、揚げ物などといったところでしょうか。
以前は高くてまずい印象でしたが、最近ではかなり改善されています。
僕は先日の日本女子オープンでは、ステーキ丼(900円)を食べましたが、おいしかったですよ!
持ち込みもOKなので、お弁当を持参してもいいと思います。
コンビニで買いこんで乗り込むのもグッド! 食事に関しては何でもありなのです。
ギャラリープラザではミニイベントが催されていたりもします。
子供向けのゴルフミニゲームや大人向けのパッティングゲームなどです。
チャリティーイベントになっていることも多いので、観戦に疲れたらゲーム参加も楽しいですよ。
さらに、大会オリジナルグッズなどが販売されていますので、記念に買うのもいいし、好きな選手のサインをもらうための帽子などのグッズを買って、ラウンド後の選手にサインをもらうのもいい記念になります。
さて、後半は、お目当ての選手に付いて上がり数ホールを歩きましょう!
なぜなら・・・週末のテレビ中継を観る際に、実際の高低差や、難しさが実感できるからです。
テレビの画面では、実際の高低差や、コース幅、ラフの深さなどがわかりにくいのです。
ここをじっくり見て覚えておくと、週末のテレビ観戦が10倍面白くなるので、必須です!
観戦に相応しい格好! 携帯すると便利なグッズをご紹介!
観戦にドレスコードはありませんが、革靴やヒール系の靴はやめましょう。
歩きづらくて観戦が嫌になってしまいます。動きやすい格好とスニーカーが最適です。
コース内に持ち込んで便利なグッズとしては、以下のものが挙げられるでしょうか。
・双眼鏡 遠くの選手を見つけたり、何かと便利!
・偏光サングラス コースが実に見やすくなります。自身のプレー中にかけるものが最適かな。
・携帯型折り畳み椅子 ホームセンターなどで軽量なものを見つけましょう! 杖代わりになるタイプもあります。
・レジャーシート 交通手段が電車の場合はレジャーシートの手軽さがいいかもしれません。
応援はどの程度していいの? 選手との交流はできるの?
プロゴルファーというのは、試合中、意外と孤独だったりします。
素晴らしいプレーには積極的に「ナイスショット」「ナイスバーディー」等と声をかけてあげましょう。ファンの声援が本当に力になるのです。
また、プレーの妨げにならないエリア(ホール間やラウンド終了後のアテスト小屋までの間)なら、気軽にハイタッチに応じてくれます。
ハイタッチした選手には不思議と想いが入りますので、その後の応援にも力が入ります。
最近は、サイン会の時間が設けられていることが多いので、ギャラリープラザで購入したグッズや、持参したものにサインをもらうというのもいいですね!
ちょっとした会話もできますし、握手なんかもしてくれます。
以前、宮里藍ちゃんは1000人を超えるファンにサインをしていたみたいですが、この姿勢が彼女の人気を支えているのだと思います。
ただし、プレー中にサインをねだるのはNGです。
サイン会以外なら、アテスト終了後にしましょう!
プレー後の練習を終えた後がいいかなあ!?
先日の僕は、ユ ソヨン選手とチョン インジ選手にハイタッチをしてもらいました!
2人共世界ランク上位者ですからね。
ユ ソヨン選手の手はプロゴルファーとは思えないほど、フワフワと柔らかくビックリ!
チョン インジ選手は腰が低く、お辞儀しながら何人にもタッチをしてくれました。頭が下がります。
トーナメント観戦をして得られるもの!自身のゴルフが上手くなる!
自分自身はプレーしていないのにゴルフが上手くなってしまうのがトーナメント観戦です。
なぜか?
プロのスイングというのは一定のリズム感があって、ラウンド中でも練習場でも同じリズム感なので、一日中見続けることで自然と身についてしまうものみたいですね。
残念ながら数日経つとリズム感が消えてしまうみたいですが、消えないうちに練習場で実感することをお勧めします(練習場のアマチュアのリズム感に惑わされないように注意!)。
他には、ルーティンやティーグラウンドの立ち位置・番手選択なども参考になります。
一人の選手を追いかけるとホールごとの攻略法が見えてきますので、異なるシチュエーションごとに勉強できるといった感じでしょうか。
自分ならこうするというイメージと、選手の選択を比較してみるといいでしょう!
僕自身は、練習場からラウンド終了までユ ソヨン選手のスイングと各ホールでの所作について注目して観ていました。
感想としては、『歩く姿と立ち姿が美しい』『所作が一定で無駄がない』ということです。
背筋がすっと伸びていて格好よく、感情が揺れることなく振る舞いが一定でした。
“一発で大ファンになってしまった”というのが正直な感想です。
そしてスイングリズムを忘れないように翌日から練習に励んでいます。
ぜひ皆さんもトーナメントを観戦しに行ってみてください。
何か新しい発見や気付きがあるかもしれませんよ!
元クラブフィッターのzoroでした!