ライフスタイル
野村タケオ
ゴルフマン【第84話】高級品
木曜日のお楽しみゴルフマンの第84話です。
お高いクラブを使うのって緊張しますよね〜。
目次
【第84話】高級品
ゴルフクラブの値段なんてのはピンキリで、初心者用のかなりお安いものから、オーダーメイドのめっちゃ高いクラブまでいろいろ。
それこそ何十倍もの値段の差があったりします。
特にパターはプロが使ってるのと同じ素材で同じように作られたやつはかなりお高い。
○○プロ用に作ったサブのパターなんてのも出回ってたりして、そんなのはもう100万単位の値段になってたり。
コレクターの方はそれでも買っちゃうのでしょうが、投機目的で買う人もいるようです。
以前一緒にラウンドした人が50万とかのパターを持ってきていたので、ちょこっと打たせてもらったことがあるんですが、たしかにデザインはかっこよかったし、質感も良いし、打感も非常に良かったです。
ただ50万を出すほど良いか? と言われると「う〜ん・・・」と僕はなっちゃいますね。
だってパターは「入ってナンボ」だと僕は思っているので、3000円のパターだって自分に合っていれば良いわけですよ。
実際、その人は50万のパターでポコポコ入ってたかっていうと、そうでもなかったしね。
ただね、ゴルフにはいろんな楽しみ方があって、スコアを追い求めるのだけがゴルフじゃないんですな。
好きなブランドのウェアを着てラウンドしたいとか、難しそうなクラブを使ってラウンドするのがうれしいとか、いろいろあるわけで、それを否定することはできないですよね。
ゴルフってのは遊びなんですから、それぞれが楽しい方法が一番なわけです。
ペラペラのマッスルバックアイアンを使うのが好きな人は、それでスコアが多少悪くても楽しいわけですよ。
僕なんかは好きなクラブは使いたいけど、それ以上にいいスコアでラウンドしたい派なので、なるべくカッコよくてやさしいクラブを選んで使っていますけどね。
パターの話に戻りますが、高級パターのコレクターの方は「使わない派」と「使う派」に分かれるようです。
使わない派の人は、家にズラーッとパターを並べて、眺めたり磨いたりしてブランデーなんかを飲んでいるわけ。
あ、ブランデーを飲んでるってのは僕の勝手なイメージですが(笑)。
あくまでもコレクションですね。
使う派の人は50万だろうが、100万だろうがコースに持っていってラウンドで使うわけですよ。
パターはあくまでも道具なんだから使ってナンボだ! って考え方なんでしょう。
潔いな〜と思うわけですが、1本50万とかするわけですから、もう完全にひと財産です。
さすがに僕が一緒にラウンドした人は昼食の時はカートに置きっぱなしにせず、レストランまで持ってきてましたね。
もし僕がなんかの拍子にそんなパターを手に入れちゃったりしたら、もうもったいなくてコースでは使えませんね。
「使わない派」というより「使えない派」ですね。
ま、そんなパターを手に入れることは一生ないでしょうけど。