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ライフスタイル

しだしんご

みんなの快適なプレーのために……グリーンは大切に使いましょう

こんにちは♪

山々のきれいな景色、美しく刈られたフェアウェイ、緑一色の鮮やかなグリーン。

ゴルフ場が見せてくれる美しい風景の数々は、普段の喧騒から私たちの心を解き放ってくれます。

そんな景色が、心ないプレーヤーのために傷つけられていたとしたら、ガッカリですよね。

みんながこの美しい景色を共有し、快適にプレーできるようにわれわれゴルファーができることは何なのか。

今回はグリーンを美しく保つために注意したいことをご紹介したいと思います。

グリーンはとってもデリケート

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グリーンは、ボールが落下してできるピッチマーク(くぼみ)や傷などを放置すれば、その箇所はすぐに枯れてしまいます。

まるで赤ん坊のようにデリケートなんです。

いくらグリーンキーパーの人が頑張ってメンテナンスをしても、営業時間中にグリーンを傷だらけにしてしまっては、手遅れになってしまうこともあります。

私たちプレーヤーも「一(いち)グリーンキーパー」として積極的にグリーンの修復に努めなければなりません。

自分の分だけでなく、見つければ他の人の作ったピッチマークも修復しましょう

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ボールがグリーンに乗って、すぐにラインを読み始める人がいます。

次のパットを入れることに頭が夢中で、自分が傷を付けたピッチマークの存在を忘れているのでしょう。

まずはグリーンに上がったら、自分の付けたピッチマークの位置を確認し、修復をしましょう。

ピッチマークとボールの位置関係から、グリーンの傾斜を読むこともできて有益です。

もし他の組の人が付けたピッチマークが残っていたら、積極的に修復して後続組の人たちにできるだけきれいな状態でグリーンを明け渡してあげましょう。

旗竿はそっと置いてください!

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赤ん坊に物を投げつける人がいるでしょうか? グリーンは赤ん坊のようにデリケートです。

最近は旗竿を差したままプレーすることも増えてきましたが、旗竿を抜いてパッティングをしたいという人もいます。

その際、旗竿は誰かが持ったままかグリーン外に置くようにしましょう。

もしグリーン外まで遠くスロープレーになってしまう恐れがあって、やむを得ずグリーン面に置かなければならない時は、そっと音を立てないように置きましょう。

よく何も考えずにグリーン面に旗竿を「バタンッ」と投げつけるように置く人がいますが、グリーン面を痛めつけるだけでなく、後続組の人から見てもカッコ悪い行為でしかありません。

スパイクを引きずるように歩かないで!

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グリーン上を歩く時は、しっかりと足を上げてやさしく歩くようにします。

決してスパイクを引きずってはいけません。ひどいひっかき傷が付き、芝が傷んでしまいます。

ちなみにスパイクでできた傷は以前のルールでは修復できない傷でしたが、2019年施行の新ルールからはスパイクマークも修復可能になりました。だからといって傷を付けていいというわけではありません!!

また、グリーン上は走らないというのも、グリーン面保護という観点から最低限守ってほしいルールです。

ゴルフ場はみんなで守るもの

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インターネット上でゴルフ場の評価欄を見ていると、「グリーンがデコボコだらけ」「フェアウェイがディボット跡だらけ」といった低評価のコメントが目立ちます。

しかし、それをコースメンテナンスの不備としてすべてゴルフ場側の責任だと考えるのは大きな間違いです。

ゴルフ場のコースメンテナンスの方たちは、お客さんに気持ち良くラウンドしてもらおうと早朝から必死でメンテナンスに努めてくれています。

コースが汚いと愚痴を言う前に、そんなコースにしてしまった自分たちプレーヤーの責任もしっかりと考え、みんなでコースを守っていくという心構えを忘れてはいけません。