ライフスタイル
もーりー
汗はかいたほうがむしろ臭わない!?【汗対策は万全ですか?①】
皆さんゴルフを楽しんでいますか?
こんにちは、ライターのもーりーです。
梅雨明けとともに暑さが厳しさを増してきましたね。
くれぐれも熱中症にはお気をつけください。
というわけで夏本番ということで、今回のテーマはズバリ『汗』についてです。
これだけ暑い中のラウンドだと大量に汗をかきます。
そして汗をかくことで気になるのは、やはり『臭い』ですよね。
仕方ない、と言ってしまえばそれまでですが、同伴者に不愉快な思いをさせないためにも、『汗』に関する知識を深めてみませんか?
基本的に有酸素運動の汗は臭わない
まず汗には『臭う汗』と『臭わない汗』があることをご存じですか?
運動の種類で言えば、短距離走やサッカーやラグビーといった無酸素運動(酸素を使わない強度の強い運動)の場合は、体内の乳酸が増加して汗の中のアンモニアが増え、臭う汗として発汗されやすいです。
いっぽうウォーキングやジョギング、水泳などの負荷の軽い有酸素運動の場合は、ほとんどが水分で、かつ臭いの少ないさらさらな状態で発汗されます。
さらに有酸素運動で出た汗にはなんとミネラルなども含まれており、汗の出どころである汗腺(エクリン腺)がこれらを再吸収することで元気になり、さらにサラサラな良い汗を出すという自浄作用効果があるそうです。
一般的に有酸素運動とは、会話を交わしながらできる程度の運動を指します。
ということはゴルフは全般的に有酸素運動だと言えます。
したがって、本来であればゴルフのプレーで汗をかいても、汗臭くはならないわけです。
運動不足が臭い汗の原因かも!
いやいや、ゴルフをプレーしていてもすぐに汗臭くなる…。
そういう皆さんは、大変申し訳ないですが、日頃の運動不足が原因の可能性が高いと思われます。
汗は基本的に体の全身に存在しているエクリン腺という汗腺から出るのですが、運動不足で汗をかく習慣が少ないと、このエクリン腺の機能が低下してしまいます。
ミネラルなどの成分が再吸収されなくなり、本来はサラサラで弱酸性の汗が出るはずが、粘ついたアルカリ性の汗が出るようになります(アルカリ性の汗は臭いの元になる雑菌を活発に働かせる要因となってしまいます)。
さらにエクリン腺からの発汗機能が低下すると、もうひとつの汗腺であるアポクリン腺からの汗の量が増えてしまいます。
アポクリン腺は基本的に粘つく汗を出す汗腺ですから、さらに汗臭さがきつくなってしまいます。
※アポクリン腺…脇や下腹部、耳裏などに集中して存在する汗腺。細胞の一部が切れ落ちてその破片が汗の中に混じるという特有の分泌の仕方をするので、臭いの元となる脂質やアンモニアを含んだ粘つく汗が出る傾向がある。
日頃から適度な有酸素運動を!
臭いの元となる粘つく汗をかかないためには、日頃から適度な有酸素運動で汗腺を鍛える必要があるんですね。
つまりは良い汗をかくことで汗臭さが軽減されていくわけです。
エクリン腺の本来の働きを維持するために必要な有酸素運動は、1日30分くらいが目安。
ジョギングや水泳などで軽く汗を流す程度の運動を心がけましょう。
息が上がるようなジョギングは逆に無酸素運動になり、粘ついた汗となりますから、臭い対策にはよくありません。
あとは臭いを気にして汗をかかないために、エアコンの効いた部屋にじっとしているのも、もちろんNG。
汗腺の機能を弱めてしまい、これまた粘ついた汗が出る原因になりますよ!
大好きなゴルフで爽やかな汗をかくには、日頃からの運動や生活習慣の見直す必要があるかもしれませんね。
というわけで、他にもいろいろと話はあるのですが、長くなりそうですので続きは次回ということで (^^; 。
それでは、また!