ライフスタイル
オリオット
ゴルフに“タラレバ”は禁物でも、“タラレバ”でショット精度を向上させよう!
練習場である程度真っすぐに打てるようになっても、いざコースに出てみるとなかなか練習場のような球筋で打てなくないということが起きてしまいます。
コースではボールのライ、足場、風向き、メンタル、体調、テクニックなど、さまざまな要因が絡み合ってショット精度を悪化させています。
残念ですがそれが現実ですから、まずはそれを受け入れて、実際のコースでグリーンを狙う場合、どのくらいのバラツキが生じているのか調べてみることにしましょう。
グリーンを狙って打ったボールがどこに行ったかを記録する
仮想グリーンとグリーン中心(仮想ピン)を描いたメモ帳を用意(18ホール分)し、これに実際にボールのある場所を記録します。
メモ帳はスコアカード入れに一緒に入れられるぐらいの大きさにします。
グリーンはコースによって、またホールごとにいろんな形状があり、絵のような半径10メートルの円ですと平均面積より小さめになりますが記録するにはこれで十分です。
後で、“タラレバ”の世界を描くにもやりやすいです。
グリーンを狙う際は実際のピン配置に関係なく、常にグリーンのセンターを狙って打ちます。
そうしないと狙いとの差がわからなくなります。
パーオン、ボギーオン、ダボオンは問わず、とにかくグリーンを狙う50ヤード以上のショット精度を調べるようにします。
ショットのブレ原因に仮説を立てる
ある日のラウンドで、ショット精度を調べた結果です。
グリーンに乗ったのは6ホール、外したのは12ホール。
これだけあちこちにブレると、グリーンセンターを狙って打つほうが実際のピン配置を狙って打つより安全ではないかと思ってしまいます。
グリーンを外したケースを主体に、ショットのブレ原因に仮説を立てます。
例えば、
1番ホール(①):ダウンスイングのタメ不足で、トウダウン(ソールの先から地面に当たった)気味になってしまった。
2番ホール(②):ラフからのショットで、フライヤーになってしまった。
3番ホール(③):早打ち(リズムが狂い)、手打ちになり、チーピン気味になってしまった。
4番ホール(④):スイングの軸がぶれて、ダフリ気味になった。
5番ホール(⑤):芯に当たって予想以上に飛距離が出た。
6番ホール(⑥):スイングの軸がブレて、ダフリ気味になった。
・
・
・
17番ホール(⑰):つま先上がりのライからのショットで、トウダウン気味になってしまった。
18番ホール(⑱):ラフでボールが浮いた状態になっていて、クラブヘッドがボールの下をくぐり、フェースの芯を外れてしまった。
あくまで仮説ですから、本当の原因かどうかはわかりません。
間違っていても、その仮説に基づいて次のショットの対策を打っていきます。
“タラレバ”の世界でいいので、仮説・検証のサイクルを回していきます。
“タラレバ“サイクルを50回ぐらい回して、やっと平均スコアを1打縮めることができるぐらいで考えます。
地道で小さなことの積み重ねになりますが、それ以外、ゴルフ上達の道はないと思います。
グリーンオン9ホール以上を目標にする
プロゴルファーのパーオン率は~60%程度ですから、18ホール中11ホールはパーオンに成功します。
アマチュアとしては、パーオンでもボギーオンでもダボオンでも構わないので、とにかく18ホール中9ホールぐらいは50ヤード以上遠くからでもグリーンオンに成功するようにしたいものです。
そのために、まずは厳しい現実の把握からスタートし、“タラレバ”の世界でスコアアップを目指しましょう!!