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もーりー

パーフェクトを求めてもスコアは良くならない!?~ラウンドの中から見つけた上達のヒント パート4~

皆さんゴルフを楽しんでいますか?

こんにちは、ライターのもーりーです。

ティーショットを上手く打つことができて、フェアウェイど真ん中をとらえることができたら気持ち良いですよね。

でもティーショットにこだわって毎回フェアウェイど真ん中に打ったらスコアが良くなるかといえば、それはまったくの別問題です。

フェアウェイキープできなくても……

つい先日、いつも通っている練習場のコンペに参加させていただきました。

初めての参加でしたし、1人でエントリーしたので、知り合いはまったくいなかったのですが、ゴルフをする人に悪い人はいません!

同組のメンバーも気さくな方ばかりで、楽しくラウンドできました。

今日はそんな同組のAさんとBさんのプレーを見ながら感じたことをご紹介したいと思います。

まずはAさん。

50代半ばといったところでしょうか。

ロマンスグレーが素敵な細身の紳士です。

見るからにお上手そうなのですが、この日はドライバーが絶不調。

スタートホールからボールの頭を叩いて、ボールは100ヤード先くらいに転がりました。

前半だけでこのようなショットが3回ほどあったと思います。

しかし、セカンドショットとアプローチで挽回してグリーンに乗せて、ワンパットで沈めてパーでしのぐ、というパターンですべて乗り切りっていきます。

あれよあれよと前半9ホールのスコアはなんと40!

後半はアプローチが寄らずに少しスコアを崩されていましたが、結局きっちり80台のスコアでホールアウトしていました。

Aさんは後半もティーショットの調子が悪く、パー3を除く14回のうちフェアウェイをとらえたのはわずかに3回だけだでした。

それでもOBという最悪の結果だけは回避して次につなげることで、調子の良かったアイアンショットとパッティングでカバーしていったのです。

フェアウェイキープできているのに……

一方Aさんの後輩であるBさんは30代半ばの飛ばし屋です。

そしてこの日のBさんはドライバーが絶好調。

14回のうちフェアウェイを外したのは2回だけ、もちろんOBもなしです。

私からしたら羨ましい限りなのですが、当のBさんは時折首をかしげて渋い顔をしています。

ラウンド途中には仲良く会話できるようになっていたので、思い切って渋い顔の理由を聞いてみたら……。

あれだけドライバーを練習してきたのにフェアウェイの隅にボールが飛んでしまったことが納得できないとのこと。

なんとストイックな!!

あまりにも渋い顔を続けるので、最後のほうは先輩のAさんから、「プロじゃないんだから、フェアウェイにボールが止まっていれば十分だろ! それよりも反省するところは他にいっぱいあるだろ!!」と笑顔で叱責される始末。

確かにBさん、ティーショットに限らず、アイアンからアプローチ、パットにいたるまで、すべてにおいて完璧なショットが打てないと、「練習どおりにできていない」、「こんなはずじゃなかった」と自分自身をどんどん追い込んでいました。

そしてパーフェクトを求めるあまりに、セカンドショットやパッティングでミスを連発。

せっかくティーショットでのフェアウェイキープがすべて帳消しです……。

パーフェクトを求めるな! もっと大事なのは決定的なミスをしないこと!!

結局フェアウェイキープ率が80%超えのBさんの最終スコアは97。

OBを3発も叩いた私(95)のほうがスコアが良かったという皮肉な結果となりました。

完璧なショットを何度も披露したのに、OBやアプローチ、パットで致命的なミスを繰り返したBさんに対して、完璧なショットは一番少なかったのに、決定的なミスショットをせずに一番スコアがまとまったのはAさんなわけです。

ゴルフでスコアアップを目指すなら、まず必要なのはOB、アプローチでのダフリ・トップ、4パットといった致命的なミスをしないこと。

完璧なショットを3回打てたとしても、致命的なミスショット1回で帳消しです。

それに、完璧なショットを求めるあまりに流れを悪くするのはミスの素ですから。

と、偉そうにしていますが、この日のラウンドの私は、アプローチからのチップインと5メートルのパットを2回決めた完璧なショットを3回のOBで帳消しにしてしまいました。

まだまだ修行が足りません……。

反省しきりなところで、今回はここまで。

それでは、また!