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PAR RUSH 01
ゴルフの“ハンディキャップ”を考える!〜最終章
前回まで、ハンディキャップに関わる用語や、ハンディキャップの算出方法について見てきました。
この記事の中だけでは、なかなかわかりにくいかもしれません。
最終章の今回は、ハンディキャップの算出方法で、具体例を挙げて解説します。
ハンディキャップインデックス計算の具体例…その①
ここでは、初めてハンディキャップインデックスを取得する男子の場合で考えます。
【計算例】
◎この男子の場合、ハンディキャップインデックスの上限36.4を使用してコースハンディキャップを決定し、ストロークコントロールを行います。
ハンディキャップインデックス36.4のプレーヤーは、スロープレーティング124のコースでプレーした場合、換算表によりコースハンディキャップは40(1ホールのスコア上限:10)
◎119(ストロークコントロール後のスコア)-72.5(コースレーティング)×113÷124(スロープレーティング)=42.4(小数第2位四捨五入)が1枚目のディファレンシャルです。
同じように、2枚目〜5枚目のディファレンシャルを求めます。
ハンディキャップインデックス計算の具体例…その②
ここでは、5枚目でストロークコントロール後に99が出たと仮定して、計算をしてみましょう!
※コースレーティング:70.1、スロープレーティング:116という条件で算出。
(99-70.1)×113÷116=28.2
ハンディキャップインデックスの算定に必要なスコア枚数によって、使用するディファレンシャル枚数が異なります。
最初にスコア枚数5枚または6枚で算定する場合は、ベストディファレンシャル1枚を使用します。
スコアカードが7枚以上ある場合は、使用するディファレンシャルのベスト枚数の平均を求めます。
◎この例では、ベストディファレンシャル28.2×0.96=27.0(小数第2位切り捨て)となり、27.0がJGA/USGAハンディキャップインデックスになります。
ハンディキャップについて、3回に分けて見てきました!
いかがでしたか?
少し難しい用語や考え方がありますが、丁寧に読んでいけば理解できると思います。
ゴルフは技量により、ハンディキャップという尺度で対等に戦うことができるスポーツです。
そのハンディキャップを正しいものにすることが、ゴルフの基本として求められます。
自分の技量を上げて、少しずつハンディキャップを上げて行けるように努力したいものです!
皆さんも、ぜひ目指してください!