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Nick Jagger
マスターズのあのオープニング曲について。タイトルは?歌っているのは?
今週はゴルフの祭典マスターズ・ウィークですね。
4日間、夜更かし・早起きをしてテレビ観戦という人も多いでしょうね。
あのピアノの調べのオープニングテーマが流れると、本格的なゴルフシーズンを迎えたような気分になりますね。
ところが、毎年何十年もこの曲を聴いていますが、歌手名も曲のタイトルも紹介されません。
一体誰が歌っているのでしょう?
間違ったタイトルが一部に浸透しているようですが…
この曲についてさまざまな間違った情報が流れているようです。
オーガスタの伝統と華やかさを感じさせてくれるこのテーマ曲について、曲名に関しても正しい情報がありません。
「オーガスタ賛歌」とか「遥かなるオーガスタ」なんて、もっともらしく呼んでいる人も多いと聞きます。
「オーガスタ賛歌」というタイトルは、この曲の内容からすればいかにもという感じもしますが、違います。
また「遥かなるオーガスタ」というタイトルもなかなかいいかと思いますが、この名称はオーガスタナショナルを3Ð再現したパソコン用のシミュレーションゲームのタイトルです。
おそらくオーガスタに関して、いつかどこかで聞いたり、見たりしたものを、思い込みや勘違いでそのような誤ったタイトルを付けたのではないでしょうか。
曲の正しいタイトルは「Augusta」
オープニングではこの曲をバックに過去の名シーンの数々が映し出せれますよね。
オーガスタ育ちのラリー・マイズがプレーオフで劇的なチップインを決めるシーン(前段落写真)。
マスターズ直前に恩師ハービー・ペニックを亡くしたベン・クレンショーが、神がかり的なパッティングを決めて泣き崩れるシーン(上の写真)。
若きニック・ファルドが雄たけびをあげるシーン(次段落の写真)などの名場面。
特に最後のフレーズの場面がいいですね。
一昨年この世を去ったアーノルド・パーマーと86年に奇跡の優勝を果たしたジャック・ニクラウス、そしてマスターズの創始者ボビー・ジョーンズがスーツ姿で登場します。
ゴルフファンであれば、この映像とともに誰もが知っている曲ですが、タイトルは「オーガスタ」というなんとも直球の曲名なんです。
実は、テレビではフルコーラスは流れていません。
カットされている部分にはトム・ワトソン、バイロン・ネルソン、ゲーリー・プレーヤー、サム・スニードなど数々のレジェンドの歌詞もあり、鉄人ベン・ホーガンのスイングや今も語り継がれているジーン・サラゼンのアルバトロス、またジョーンズとともにマスターズを企画したクリフォード・ロバーツの精神が、今も生きていることが歌われています。
では、誰が歌っているのでしょう?
この曲を歌っている歌手はデイブ・ロギンスというカントリーミュージシャンなのです。
ロギンスと聞いて「ん?」と思った人は、かなりの洋楽通ですね。
なんと、映画「フットルース」や「トップガン」のオープンニング曲「Danger Zone」で有名なケニー・ロギンスの親戚にあたる人なんだそうです。
この曲のCDを入手したい人も多いかと思いますが、残念ながらCD化はされていないとのことです。
↓デイブ自身による珍しいギターの弾き語りヴァージョンをどうぞ!