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PAR RUSH 01
「あ!トリプルを叩いた」“立ち直れるか?”〜上達シリーズ第32回
朝、意気揚々とスタートしたら、最初のホールでミスが続き、上がってみたらトリプルボギーなんていう経験はありませんか?
これは、かなりのショックを引きずって、ラウンドして行くことになります!
何とか立て直すことはできるのでしょうか??
今回は、いきなりのどん底からスタートして、その後立て直すためにはどうすれば良いのか? その気持ちの持ちようを考えます!
誰でもミスはある! 何とか止めようとするが…?
このお話の設定は、思い当たる経験のある方もいるのではないでしょうか。
朝一番の緊張のティーショットで、ドライバーがいきなりフックやスライスで、OBになったり、あるいは林の中深く行ってしまった、というのは良く見る光景です。
その瞬間に、頭は真っ白になり、あっという間に2打目、3打目もミスしてグリーンに着いたら4オンで、その後無理して入れに行ったパットは、オーバーしてその後の返しも入らず、あっという間にトリプルボギーという状況です。
朝一番のティーショットをミスすることは、普通にあります。
この時に考えることは、無理をすることではなく、このホールのミスをどうしたら最小限の影響で抑えることができるかを考えることです!
大叩きをしてしまった後の気持ちはどうする!
このように、朝一番で大叩きをしてしまった時には、気持ちをどのように立て直すかがポイントになります。
やってしまったことは、もう消すことができません!
終わったことを考えても仕方ないのですが、そう簡単には切り替えられませんよね。
それなら、このトリプルボギーを残り8ホールで取り戻すと考えてみてはどうでしょうか?
本当はすぐに取り返したい! と考えたいところですが、それは無理をすることになり、結果として悪い方に転げる危険が大です。
ここは落ち着いて、まずは目の前のホールの一つ一つを丁寧にプレーして行くべきです。
そのような気持ちでプレーしていくと、必ず途中でパーが取れます。
トリプルボギーは、パーを二つ取ればボギーペースに戻れます。
ですから、じっと待ってパーを残りのホールで最低二つ取るように目指します。
最後まで我慢して、傷口を広げない努力をする!
このように最初のトリプルボギーは、まだ残り8ホールあるという気持ちで少しずつ負債を返していく気持ちでいけばいいのですが、ハーフの途中で出てしまった場合は大変です。
ここまでにパーをいくつか取っておければ余裕もあります。
しかし、ここまでもチグハグなゴルフをしているようなら、トリプルボギーを取り戻そうとせずに、これ以上傷口が広がらないように、残りホールを無理をせずにプレーしていきましょう。
この落ち着いた気持ちが、寄せワンでパーを拾えたり、長いパーパットが入ったりして、結果としてしのいだ形になるかもしれません。
この気持ちは、あきらめているのではなく、前向きに一生懸命努力することです。
ゴルフは流れのゲームだと、前にもお話しました。
無理に流れを作ろうとせずに、淡々と目の前のプレーをこなして行くことが必要です!
さあ、大叩きをしたら、その時は気持ちの持ちようと考えましょう!