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PAR RUSH 01
シングルハンデとの他流試合〜“いつも80台を目指すラウンド日記”第17回
今回のラウンド日記は、他流試合のつもりで臨んだシングルハンデの方とのゴルフの紹介です。
朝の挨拶で、何となく上手そうだな? という雰囲気は感じましたが、ハンデを聞かずにスタートしたので、後から聞いてさすがだなぁ! と勉強になることが数多くありました。
今回の舞台は、コースを知り尽くしているホームコースです。
年配のシングルハンデの方との他流試合の模様もラウンド日記としてお伝えします。
目次
最後まで、私は自分のハンデを明かさずラウンド終了!
その方は、年令は明らかに私よりも上、雰囲気はコースを知り尽くしているベテランゴルファーだなぁ! と感じせる方でした。
この時期、寒さが厳しいのに一人でもラウンドしていると聞いて、う〜ん! 上手いと直感!
後から聞いた話では、会員になって45年程経っているとのことでした。
さらには、ハンデ7と聞いて、それまでのプレーぶりはやはり違う! 感じた通りの強者でした。
さらに驚いたのは、家からゴルフ場まで、信号が2つしかない程近いこと、そしてゴルフ場までの道はウォーキングコースだということでした。
天気が良さそうだとラウンドしていて、帰りの渋滞を気にせずに1.5ラウンドしているとのことでした。
恵まれているなぁ……。
さて、この強者のプレーぶりですが…
まず、ロングホール(パー5)のティーショットは無難にフェアウェイに運び、2打目のフェアウェイウッドも的確に打ちました。
ところが、打ち上げの3打目はやや引っかかりグリーンの左へ、危ないと言う言葉がありましたが、落ちたところは日陰で凍っていて大きく跳ねて、結果はOBとなり、5打目もやはり左へ行きOB2発目となり、最終的にこのホールは8オン2パットの10となりました。
そのホールが終わったところでの第一声は、「5打は縮められないなぁ!」でした。
しかし、その後は立ち直り、「今日は調子が悪いなあ!」と言いながらも、相変わらずドライバーを持ち、そのショットは堅実にフェアウェイをとらえてパーを続けて、たまにボギーを叩くという内容を続けていました。
そして、上がりが近づいた8番ミドルホール(パー4)は、セカンド(2打目)を花道に運び、寄せワンを狙いましたが、下からのパットを少し打ち切れずボギーでした。
その時の悔しがりようは、半端ではありませんでした。
後から振り返ると、この上がり2ホールをパーで上がることが45で上がる条件だったのです。
その後、このボギーが尾を引いて、前半の最終ホールではミスも重なり、ダボになってしまいました。
しかし、結果は45を切れませんでしたが、スタートホールで5オーバーからの巻き返しは素晴らしかったと思いますし、このしのぐゴルフはまたまたすごく勉強になりました!
私達が、ドライバー以外で刻むところも平気でドライバー!
休憩を挟まずスループレーで後半をスタートして、さまざまな話を聞かせてもらいながらラウンドしました。
「このコースでも、バブル期には1000万円もしたんだよ。もちろん売らなかったけどね!」と涼しい顔で話していました。
さて、後半も短いミドルホールや狭いロングホールなどがあり、仲間と回るラウンドではドライバーを使わないホールが多々あります。
しかしシングル氏は、ショートホールを除いて、全ホールでドライバーを持ちました。
年齢的にバカ飛びはしませんが、確実に持ち球を使って、フェアウェイやラフに運んできます。
これには、私も脱帽でした。さまざまなシングルハンデの方とラウンドしていますが、今日のシングル氏の攻め方は初めてでした。
本人いわく、後半も今ひとつ調子が上がらない中で、ホールを消化して行きました。
上がり3ホールとなる7番のミドルはグリーンが極端な受けで、手前が上りの砲台となっている難しいホールです。
ここで、ほんのわずかグリーンに届かずに、ボールは再び坂を転がって戻ってしまい、このホールでダボを叩きました。
これも、相当ショックだったと思います。
最後は、じゃ仲間のところに入れてもらって1.5やっていきます!と爽やかに別れました。
最終ホールは、ロングホールです。
シングル氏のドライバーは、珍しくスライスして右のフェアウェイバンカーに入りました。
しかもあごが高くガードバンカーのように、出すだけの状態になりました。
最後のボギーパットは惜しくも外れて、結局、このホールはダボとなりました。
一方、このホールを最後に寄せワンでしのいだ私はパーで上がりましたが、シングル氏の最後の言葉「あ、パーだった?」という言葉が今でも妙に頭に残っています。
私は最後まで自分のハンデを明かさずにプレーしました。シングル氏の最後の言葉は、どういう意味だったのか? ずっと考えています。
しかし、もっとミスを減らして、シングルさんにも一目置いてもらえるようなショットを常に打てるように努力していかなければと、感じさせるラウンドでした。