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10年以上のブランクを経て、ゴルフに再チャレンジするということ(24)

前半はパーを4つ取ったのに54……。

なぜこんなにも良い時と悪い時の差が激しいのか?

これがブランクと言うものなのか?

考えられないほどの大きなミスが、まだまだ続きます……^^;

チョロスタート!

昼食を終えて午後のハーフのスタート。

これまたいい所に立木が邪魔をする、343ヤードの10番ミドルホールから。

立木に近づいてしまうとセカンドショットでグリーンが狙えないので、以前はここをスプーン(3W)でティーショットしていた。

“でも今日はスプーンは抜いてきちゃったし、そもそも今ならドライバーでちょうど良いかもよ? いやいや、今日の調子じゃ、距離が残ってもここは3番アイアンが正解だよ”と思いながらアイアンを持つ勇気が持てず“ドライバーで距離を落として打とう”と、難しい選択をする。

午前中の、ショートホールを挟んでの3ホール連続でフェアウェイをとらえ続けたイメージを再現したがっている。

でもそれは、“失敗続きの結果、気持ちが謙虚だったからできたこと”で、この時の心境はそれとはかけ離れた、格好を付けた、意図を持った物だった。

結果は、あわや空振り寸前!の、どヒールに当たり、左の方にチョロ!

セカンドショットは5番アイアンで木の右を狙うが、フックしてしっかり2本の立木がスタイミー(邪魔)に。

残り70ヤードの3打目。立木までの距離は25ヤード程度。木の根元は土が盛り上がり、抜けるスペースはない。

仕方なくサンドウェッジ(SW)で左足かかとの前に球を置き、右足に体重を掛けた構えのまま上に向けてフルスイング!

これがきれいに球が上がってくれて、見事立木を上からクリア!

タケシさんに褒められるも、上がった分距離は大きくショートして4オン2パットで6のダブルボギースタート。

(画像に困り、駄洒落でごまかしています……すみません^^;でも……ちょろぎって、植物だったんですね^^)

続く11番は、豪快に打ち下ろして行く384ヤードのミドルホール。

ドライバーは高い球で真っ直ぐ飛んでフェアウェイをとらえたものの、打ち下ろしで妙なハイボールを打つ意味のなさをミツオさんにからかわれる^^;

“わざと打ったならすごいんですけどねぇ^^;”

しかしフェアウェイからウェッジで2度もダフってようやく手前エッジに乗り、2パットでボギーの5。

次の12番は、昔1オンしたこともある、フェアウェイが途中から上りになる286ヤードのミドルホール(パー4)。

良いドライバーショットを打ったが、70ヤードも残ってキャリーの減少を目の当たりに……。

ショックを受けながらもパーオンしてパー。

続く13番は、135ヤードの短いショートホール。ここを9番アイアンでひどくダフッて、またもチョロ。ダブルボギーの5。

アイアンのダフリが止まらない……。

こむら返るも、初バーディー!

続く14番は、昔から苦手な422ヤードの短いロングホール(パー5)。しっかりドライバーを右にOBして、アイアンを何度もダフって9。

15番は345ヤードのミドルホール。

ベストスコアの時にも右の斜面に打ち込んでボギーにした、ティーショットが打ちにくいホールで、右を警戒して3アイアンを(ようやく)チョイスするも、なんとドローして左にOBでトリプルボギーの7。

そしてやってきました、ハンディキャップ2の16番ミドル。374ヤード。

池越えで、左のOBがせり出し、右もすぐにOB。やたらとプレッシャーのかかるティーショット。

これがなぜか真っすぐ行って、9番アイアンで手前3メートルにオン!

なんだ? 急に復活か!?

カートに乗らず、パターを持ってグリーンまで歩く♪

気持ちいい(^^♪

そして、ボールをマークしようとグリーンに足を踏み入れたあたりで“うがぁっ!!”

こむら返りだ~!!!!

グリーンに膝をつかせてもらい、ふくらはぎを伸ばす。

収まった頃合いを見てそ~ッと立ち上がり、適当にポンと打つとこれがど真ん中からカップイン!!

バーディーだ~(^^♪

次の17番のティグラウンドから見ていた前の組からも、「何なんだよお前は~笑」の笑いと驚きの混じった声と共に「ナイスバーディー!」の掛け声!

嗚呼(ああ)、楽しい、うれしい(^^♪

残り2ホールを1オーバーなら、何とか前回の復帰初戦よりはいいスコアになる。

急に希望が湧いてきた! 頑張るぞ~!!

しかしそうは問屋が卸さず^^;

17番は177ヤードのショートホール。

ここがあるから、7Wの代わりにロングアイアンを抜かずスプーンを抜いてきたのだ。

オナーで前の組のアプローチを見ながらクラブ選択を考える。

左のOBが近いから、左に曲がりやすい7Wは使えない。

まだ足がヒクヒクしているが、ティーアップできるので4番アイアンでいいだろうと決めてクラブを抜く。

ウロチョロ歩き回るさまを見て、「あんまり歩くんじゃねーよ!」と愛に満ちた罵詈雑言(ばりぞうごん)が響く。

ミツオさんが「これを飲んでおけ!」と絶対賞味期限が切れてそうな(笑)「アミノバイタル」を差し出してくれた。

これを一気に流し込むと、前方から「どうぞ~!」の声。

少し高めにティーアップすると、4番アイアンを一閃!

“どった~ん!!”

はい、どダフリです……。チョロ^^;

残りはまだ80ヤード程もあるだろうか。

こんなところ、滅多に人が踏むところではなく、刈り込まれたフェアウェイが伸びて、歯ブラシの毛の上に球が乗っているようなライだ。

サンドウェッジしか持ってこなかったことを後悔するが、カートはすでにグリーンに。

するとここで、前の組でパーパットに挑む、後半ここまでパープレイのヒデさんと目が合った。

「お前、何やってんの!?」と、からかう気持ち満載のイントネーションで言うや、ニシシと笑う。

そしてセカンドショット。

クラブを浮かせて構え、満振り!

はい、しっかりだるま落としになってもう一回で3オン。何とか1パットで入れてボギー。最終ホールに何とかつなぐ。

次の最終ロングホールがパーなら、54、48でトータル102と前回の復帰初戦を1打上回る。

ところがこのティーショットが、右を警戒してクリーク(5W)にしたのに先っぽチョロでOB。さらに打ち直しの前進ティーから7Wで右にOB……。

さらにアイアンがダフリまくりに3パットのおまけまで付いて、11回。

後半も54のトータル108と言う最悪のスコアで終了。

そしてダブルペリアでのコンペ成績はブービー賞で、復帰第2戦のホームコースラウンドは幕を閉じました。

復帰を決意したと同時に入れた、ラウンドの予定が終了。

getty

ここまで3カ月。

毎日、家での練習は欠かさずしてきました。

正直、ここまでだめだとは思っていませんでした。

初回は12ホール目、今回は16ホール目でこむら返り。

良いショットが続くのは、3ホールが限界。

特に今回は、アイアンがダフリまくり。

全体を通してパットもひどくて、ろくにパーオンしないのに初回も今回も36パット。

13年のブランクと、52歳という年齢を、甘く見ていたようです(@_@)