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PAR RUSH 01
ゴルフの18ホールは綱渡りの旅だと思う!〜“いつも80台を目指す「ラウンド日記」”第5回
この話は、本当は上達シリーズで書きたかった内容でしたが、たまたま今回のラウンドがまさにその内容にぴったりのラウンドの状況でしたので、ご紹介します。
毎日雨が降り続いた期間で、奇跡的に曇りに恵まれたラウンドでした。
本日のラウンド日記の舞台は、千葉県野田市にある「紫カントリークラブ すみれコース」です。
目次
前半は何度も崖から落ちそうになりながら踏ん張る!綱渡りの連続…
紫・すみれは、過去のラウンドではシャンクが止まらず大叩きをしたことがあり、あまり良い思い出がないコースでした。
距離はそれほど長くはないものの、グリーンのアンジュレーションがきつく、一筋縄ではいきません!
2020年の日本オープン開催コースに決定しており、難しいコースでしょうね!
さて、今回は絶対に無理をせずにボギーペースを基本にして、その中でパーを拾って、もぐって(ボギーペースよりいいスコアになること)行ければという作戦を立てました。
特に「すみれ」のBグリーンは、レギュラーティーからだとショートホール(パー3)が短いので、パーが比較的取りやすいことから、ショートとロング(パー5)でのパーを目指しました。
今日はインの10番からスタートしましたが、ゴルフはそんなに簡単に思い通りになるものではなく、まさに綱渡りのゴルフが始まりました!
最初の390ヤードのミドルホール(パー4)を予定通りボギーでスタートして、次の160ヤードのショートは、ベタピンでしたが下りのパットが入らずパーでした。
が、作戦通り1つもぐりました。
ところが、次のロングでドライバーが少し引っかかり左のラフ、ここで得意のユーティリティを持ったら、これが「ダルマ落とし」で飛ばず。
5打目のアプローチを寄せましたが、このパットを引っかけて入らずダボ!
これは痛かった!
窮地に崖から落ちそうになるのところをパットが救う!…なんとか踏ん張った!
その後は、50ヤードの難しいバンカーショットを狙えそうなところに乗せたり、ハンディキャップ2の難しいミドルホールは、右の林に入れながら、脱出してカラーからのロングパットを2パットで入れたりと、からくもしのぎながら…。
本当に何度も崖から落ちそうになるのをパターでしのいでいました。
そして、6ホール目のショートで、パーオンしたものの傾斜の強いパットを強いられました。
しかし、これもなんとか寄せて、この日2つ目のパーを取り、またもぐることができました。
ところが、パーを取ったのも束の間です。
次のミドルホールでドライバーをやや右へ出してラフにつかまり、距離があったのでバンカーの手前に刻みました。
3打目は手前に乗せましたが、ファーストパットが打ち切れず、ショートして痛恨の「素ダボ(OBやペナルティがないのにダブルボギーにすること)」。
またまた崖っぷちに立たされました。
しかし、17番のミドルは、ドライバーをフェアウェイの良い所に運び、セカンドはグリーン手前のラフに。
ここでピンが奥だったことから、いつも寄せで使う52度、58度と違うクラブをキャディさんに要求したら、「PW(ピッチングウェッジ)ですよね」と手渡ししてくれました。
グリーン上の距離があったので! との弁。
息はピッタリ合っていました。
そして、このアプローチをピンの左に寄せて、このホールをパーとして、再びもぐることができました。
最後のロングは、セカンドをミスして、3打目が木の後ろから、低い球で転がすしかないという状況でしたので、ボギーはしかたないと諦めました。
とにかく、前半は何度も崖っぷちに追い詰められながら、パットで救われ、1つもぐることができました。
からくも44で、1つもぐって前半を終えました。ただ、パーを取った直後の素ダボは痛かった!
これが後半に苦しむことになるのです。
前半はあれほど窮地を救ってくれたパットが一転、後半は足を引っ張ることになるとは!…
後半はボギーでスタートしました。
迎えた2番の短いミドルホールでは、ドライバーが会心のショットで、2打目は8番を持ちナイスショット! と思いきや、ここでシャンクが出て池に一直線。
4打目はグリーンをとらえたものの、池に入れたショックが尾を引き、ファーストパットをショートして、痛恨の3パットでトリプルを叩いてしまいました。
これはもう、黄色信号ではなく赤信号点滅です!
しかし、なんとか辛抱しようと3番をボギーで通過した後の4番ロングホール。
何とかパーオンして傾斜のきついパットを2つでしのぎ、1つ返すことができました。
その後は、フェアウェイバンカーからナイスショットでミスをカバーしたり、寄せワンは拾えなかったものの、グリーンを外したショートでも何とか微妙な位置まで寄せたりと、しのいでいました。
そして、上がり3ホールを迎えて、まず7番のロングホールはドライバーがフェアウェイバンカーにつかまりました。
そこで、得意のユーティリティ2番で会心のショットを放ち、3打目を乗せて、なんとかパーをもぎ取りました。
やっとボギーペースに戻すことができました。
最後の最後に、思いもしない落とし穴が待っていました!…
いよいよ、残り2ホールです。
ショートホールは約160ヤードで、ピンは一番奥でした。
前ホールのパーでボギーペースに戻せたので、気分良く振り抜いたユーティリティのショットは会心でしたが、アゲンスト(逆風)があって、ややピンの手前でした。
パーは堅いかな? と思って行ってみると、上りもきつく距離もあります。
これをややショートして嫌なパーパットが残りましたが、この日はこれくらいを何度も入れていましたので、自信を持って打ちました。
結果は、無残にも蹴られてカップを出てしまいました!
これがこの日を分けるパットになったのです。
しかし、まだボギーペース。
最終の短いミドルホールをボギーで上がれば、89で上がれます!
最後のプレッシャーのかかったドライバーは、会心のショットでフェアウェイをとらえました。
「これで、悪くてもボギーでは上がれる」と安堵しましたが、この後に思いも寄らない落とし穴が待っていました。
2打目はウェッジのショットでしたが、フェアウェイにも関わらず、極端な左足上がりでした。
★この状況で打てば、ロフトが寝た状態となり距離が出ないことを、しっかりと認識すべきでした。
しかし、安易な判断で放ったショットは、わずか20センチほど足りずに手前のバンカーを越えず。
しかもあごに近いところにほぼボールが埋まる「目玉」になってしまいました。
ここからかろうじて出たものの、まだ手前のラフで、そこから寄らず入らずの「素ダボ」となり、最後の最後に無残な結果でと90となってしまいました!
今日1日、本当に綱渡りの18ホールでした。
しのいで! しのいで! 崖っぷちに何度も立たされ、そして最後はなんという仕打ちか!
でもこれもゴルフだと受け止めるしかありませんでした。
今回は、いつも80台を目指す目標は達成できませんでした。
この反省は、次回に必ず生かされると信じて、また頑張ります!