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PAR RUSH 01
緊張感のあるガチンコ勝負の最後の決め手は?~“いつも80台を目指す「ラウンド日記」”第2回
今回は、4組のコンペに参加したラウンドの話です。
快晴、弱風で朝の気温は15℃程度まで下がり秋のゴルフの到来を感じさせる、言い訳のできない最高のコンディションでのラウンドでした。
このときの組み合わせと、勝負の行方を左右したものとは? というお話です。
全員顔見知りですが、私よりも年齢が上のAさん、私とほぼ同年齢のBさん、私よりも一回り以上若いCさんという構成でした。
それぞれの方の腕はある程度把握していたので、スタート前から誰とマッチレースになってもおかしくない予感がありました。
さて、その勝負の行方は??
スタートから全員がマッチレースの様相で…
スタートホールのティーショットは私が右の林方面、他の3人は左でしたが行ってみないとわからないという状況でした。
このホールは3人がボギーで、Bさんがダボでスタートとなりました。
次のホールでスコアが動きます。
フェアウェイをとらえたナイスショットを放ったBさんがパー、Aさんがダボ、Bさんは1ペナでトリプルボギーで私はボギー。
ドラマは次のショートホールで起きました。
オナーのBさんのショットはシャンクしてOB一直線、大事なパットも外してこのホールを7として脱落。
さらにドラマは続き次のロングホールでCさんが放ったドライバーショットは左の池に入り、このホール8。
一方、私は連続ボギーでスタートしましたが、ショートホールでパーを取り、このロングホールでは長いバーディパットが入り、今日はいけそうだ! との予感でプレーしていました。
ちょっとした気の緩みが…最後にまさかの展開に。
6ホールを終わった時点のスコアを整理しておくと、Aさん7オーバー、Bさん9オーバー、Cさん9オーバー、私は3オーバーという具合になっていました。
残りは3ホール、いずれもミドルホールで欲張らなければ1オーバーか2オーバーで乗り切れるホールでしたが…。
今日は自分ではショットが今ひとつという中でも、スコアは何となく良いという不安定な状況が、この後バタバタとなる兆候でした。
7番のティーショットもまあまあでしたが、セカンドで大きなトラブルが発生します。
フェアウェイからの2打目は真っ直ぐ左へ飛び、ややフックしてそのまま左のOBへ吸い込まれ、打ち直しの5打目はダフリ気味でグリーン手前、アプローチを寄せきれず痛恨のトリプルボギーとなりました。
次のホールもミスショットが続き素ダボ、そして最終ホールもフェアウェイから短い距離にも関わらずグリーンに届かず花道でしたが、悪い流れは止まらずこのホールもボギーとなり、上がり3ホールを6オーバーの大叩きとなりました。
しかも、対照的にAさんは上がり3ホールをイーブンで乗り切り、上がってみれば逆転を許したのです。
◆ショットに自信を持てずに不安なままで臨んだ気の緩みが招いた結果ですが、これはかなりのショックでした。
後半はマッチレースが激化…最後に制したのは?
後半のスタート時点で、Aさんトップで1打差が私、トップから5打差でBさん、さらに6打差でCさんという状況でした。
後半のスタートはAさん、私ともにしのいでパーを奪取して2番ホールを迎えました。
ここで、Aさんと私とも右の浅いラフでしたが、私は木がスタイミーで2オンは狙えず、刻むことになりました。
一方Aさんは前方の木越えを狙いましたがボールはほとんど動かず手前をダフリました。
そこから、珍しくミスショットが続いてこのホールはトリプルボギーで、私はボギーでしのぎ再度逆転しました。
後半の一つ目のキーポイントとなったのが12番ショートホール。
このホールで私がバーディを奪って差を広げましたが、何とその後2ホール続けてダボを叩き、相変わらず乗れないゴルフが続いていました。
後半は上がり3ホールはロングホールが2ホールとショートホールという配置で、最後まで予断を許さない状況だったのです!
15番終了時点では、Aさん7オーバー、Bさん10オーバー、Cさん14オーバー、私は5オーバーでした。
最後はAさんとのデッドヒートとなりましたが、上がり3ホールを1オーバーで回った私が振り切ることができ、トータルでは15オーバーで勝利を収めました。
私とAさんは3打差という僅差の勝利でした。
最後に勝利を引き寄せたものは何か?
今回も、「いつも80台で回る」という目標は達成できました。
最終的な成績は私とAさんが3打差、Bさんが12打差、Cさんは19打差でした。
結果だけを見れば勝ちましたが、3打差は微妙です。
また、内容的には2つのバーディが効いたもので、特に後半の2個目のバーディが効きました。
でも、バーディの後の2ホール続けてドライバーを右と左に曲げて連続ダボというのは、スコアメイクという点ではダメダメです。
やはり、ショットの正確性を欠く一日だったことが最後まで苦しむ結果になったと思います。
◆今日のガチンコの勝負で、勝利を引き寄せたものは、前半の上がり3ホールの失敗を後半に修正して、我慢できたこと。
◆同伴者がシャンクとなった後でも、嫌なイメージを払拭してナイスショットを打てたこと。
◆途中で崩れかける場面を9ホールの流れの中で考え、最後まで流れを切らさずにプレーできたことだと思います。
このようなプレーができれば、どんな状況でも80台で回るという目標は達成できると思います。