ライフスタイル
野村タケオ
ゴルフマン【第37話】変身する時
木曜日のお楽しみ、ゴルフマンの37話です。
ゴルフって本当にいろんなショットが要求されるもんですね〜。
目次
【第37話】変身する時
バンカーショット、難しいですよね〜。
結構調子よくラウンドしてきたのに、バンカーに入っちゃって大叩き・・・なんてことよくあるんじゃないでしょうか。
上級者は「バンカーはダフっていいんだから簡単じゃ~ん」なんてことを言ったりしますが、そんなことが簡単にできるくらいなら苦労はしません。
フェアウェイからはダフって、バンカーからはトップにダフリってのがアマチュアゴルファーなんですから。
テレビでトーナメントとか見てると、プロは本当に簡単そうにバンカーから寄せてくるよね。
僕たちがパターで寄せるのよりも簡単そうにビターって寄せてきて、楽々1パットみたいな。
どのくらい練習すればあんなに簡単にバンカーショットが打てるんでしょうか。
だいたいバンカーショットっていろいろと難しい要素が多すぎないっすか?
スタンス開けだの、フェースも開けだの、バウンス使えだの・・・。
で、ダフって打たなきゃダメなわけですよ。
ボールの下に千円札があると思って、そのお札の分だけ打てとかワケの分からないことを言われたりするし。
ちゃんとダフって打ったとしても、ダフりすぎると飛ばないじゃないっすか。
ちょうどいいダフリってなんだよ! って感じです。
しかもですよ、バンカーの砂質がコースによってまったく違うじゃないっすか。
白くてサラサラの砂のコースがあるかと思えば、カッチカチの土みたいなコースもあったり。
砂質によって打ち方を変えないと、カッチカチのバンカーでしっかりバウンス使ったりしたら、弾かれちゃってカツーンってホームランですよ。
あるプロに聞いたことがありますが、アマチュアのバンカーでのホームランは直接ボールを打っちゃってのホームランよりも、バウンスが弾かれてのホームランのほうが多いとか。
だから状況によってちゃんと打ち方を変えないとバンカーショットってのはなかなか上手く行かないわけです。
その上、高い球でドーンと入っちゃった時には「目玉」になっちゃったりして。
目玉なんかになったら、もう脱出できたらラッキーってな感じですよ。
プロは深いラフに入るならバンカーの方がいいなんてことを言うみたいですが、アマチュア的には深いラフはもちろん嫌だけど、バンカーも同じくらい嫌ですよね。
よくバンカーに入れたら「いや〜んバンカー」なんてダジャレを言うオッサンがいますが(僕もですけどね)、ダジャレが面白くないってことは別として、「いや〜ん」という気持ちだけは本当だな〜と思うわけです。