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【LPGA】注目すべき若手美人女子アマたち(2017年度版)

先日発表された宮里藍選手の引退について、驚きと共に、ひとつの時代が終わりを迎えるという寂しさを感じた方も多いと思います。

2003年9月、彼女は高校3年生でミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンでレギュラーツアーを制し、直後にプロに転向しました。

翌2004年には藍ちゃんフィーバーを巻き起こし、横峯さくら選手らライバルと共に女子ゴルフの人気を押し上げ一時代を築きましたが、その功績はとてつもなく大きいものでしょう。

そんな姿を見て育ったアマチュア選手たちが今、次の時代を築こうとしています。

15歳でレギュラーツアー史上最年少優勝を果たした勝みなみ選手や、日本女子オープンで初のアマチュアによるメジャー制覇を果たし、アメリカLPGAツアーに挑戦している畑岡奈紗選手の世代です。

この二人と同じ1998年度生まれであり、既にツアーを席巻している黄金世代のアマチュア5名を紹介します。

※年齢は2017年6月5日現在。

新垣 比菜(18)

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生年月日:1998年12月20日
出身地:沖縄県

沖縄の新星・新垣選手は、同郷の宮里藍選手、宮里美香選手に憧れ小学2年生でゴルフを始めます。

ゴルフ練習場に勤めていた父の指導で順調に力を付け、なんと小学6年生の時にレギュラーツアー開幕戦・ダイキンオーキッドレディスのアマチュア予選会を通過し、プロトーナメント初出場を果たします。

その後も数々の大会で実績を残しますが、高校2年生で出場したステップアップツアー(下部ツアー)、ラシンク・ニンジニアRKBレディースでは2位に4打差をつけ史上3人目のアマチュア優勝を成し遂げるなど、その実力は世代の中でもひとつ抜けているでしょう。

今季も既に複数のレギュラーツアーに出場し、テレビでご覧になった方も多いと思います。

250ヤード以上の飛距離を誇るドライバーを武器に、アマチュアでのツアー優勝の可能性を感じさせる逸材です。

小祝 さくら(19)

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生年月日:1998年4月15日
出身地:北海道

昨年11月の全国放送某バラエティ番組にて、その生い立ちが紹介された小祝選手。家族想いで、ゴルフ場でバイトに励みながら練習に取り組む健気な姿が話題になりました。

他のスポーツはまったくダメだそうですが、ゴルフではジュニア時代から数々の大会で優勝するなど、早くからその存在は有名でした。

新垣選手と同じく、既にレギュラーツアーでの実績もあります。昨年のニッポンハムレディスクラシックでは初日に65を叩き出し、2日目終了時点まで首位を守ります(最終結果は8位タイ)。

彼女がゴルフを始めたきっかけもまた宮里藍選手(母親が大ファンだったそう)、次は彼女たちがそのような憧れの対象となり、ゴルフ界を盛り上げて欲しいです。

河本 結(18)

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生年月日:1998年8月29日
出身地:愛媛県

トレードマークのミニスカートとポニーテールをなびかせる、ダイナミックなスイングが特徴の河本選手。プレー中に笑顔を絶やさないことでも有名です。

実力のある女子アマチュアは、高校卒業と同時にプロテストを受験することが一般的です。しかし彼女は実績十分ながら、日本体育大学への進学を選びました。

「将来ゴルフを辞めても、大学で学んだことを活かして人生を充実させたい」

中長期のキャリアをデザインするこの思考は、誰でも持てるものではありません。素晴らしいと思います。

同郷のよしみもあり、松山英樹選手の父が経営する「HIDEKI GOLF GARDEN」で指導を受けた経験もある河本選手。“世界のHIDEKI”に続くことはできるでしょうか。

三浦 桃香(18)

生年月日:1999年2月12日
出身地:宮崎県

8歳でゴルフを始めた三浦選手も、早くからその頭角を現し全国小学生ゴルフトーナメント団体優勝、九州ジュニアゴルフ選手権優勝などの成績を残します。

高校1年の時に出場したレギュラーツアー、サマンサタバサ ガールズコレクション・レディースとマンシングウェアレディースでは、長身から繰り出す平均飛距離260ヤードのドライバーを武器にいずれもローアマを獲得。一躍脚光を浴びます。

彼女は宮崎のゴルフ強豪校・日章学園のゴルフ部出身です。ここで同ゴルフ部先輩の香妻琴乃選手・柏原明日架選手を思い浮かべた方は女子ゴルフフリークですね(笑)。

担任も同じというこの3人には「体操着」を巡る興味深い?エピソードがあります。

気になる方は、以下ゴルフダイジェストさんの記事をご覧ください。↓

原 英莉花(18)

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生年月日:1999年2月15日
出身地:神奈川県

172センチの長身、豪快かつしなやかなスイングが特徴の原選手ですが、「ジャンボ軍団」に所属する唯一の女子選手としても注目を集めています。

あのジャンボ尾崎がスイングをひと目見て素質を感じ、門下生として受け入れられました。

高校時代は自宅のある横浜から毎週末、軍団の拠点である千葉に通っていましたが、卒業後はプロテスト合格に向けて時間ある限り指導を受けているそう。どんな指導を受けているのかとても気になりますね。

まだまだ荒削りな部分はありますが、恵まれた体格を武器に、師匠のように勝利を重ねることができるでしょうか。


以上、次世代を担う1998年度生まれのアマチュア5選手をご紹介しました。

まずは順当にプロテストをパスし(最終テストは7月末)、来年のレギュラーツアーで活躍してくれることが楽しみです。

来るべき2020年東京オリンピックにおいても、彼女たちが中心となってゴルフ人気を高めてくれることを期待しましょう。