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野村タケオ

ゴルフなヒトビト その1「運動なヒト」

ゴルファーが100人いれば100通りのプレースタイルがあるといいますが、もちろんスイングだって違うし、ゴルフに対する取り組みかたやクラブに対するこだわり、ファッションだって違うわけですよ。

そんな世の中のいろんなゴルファーをボクなりに分類して、あーだこーだと書いていきたいと思います。

運動なヒト

ボクがゴルフを始めた20数年前は先輩方から「トラック1台分の球を打ってからじゃないとコースに出ちゃダメだぞ!」なんてことを言われたもんです。

ちなみにトラック1台分ってどのくらいなんだろうと調べてみたら、10トントラックだとしたら約6万球くらいになるようです。それだけの数を打つのにどのくらいの時間とお金がかかるのでしょうか・・・。

ボクはゴルフを始めて20年以上になりますが、練習嫌いなものでたぶんまだ軽トラ1台分くらいしか打ってないでしょうね。先輩方ごめんなさい。

ボクみたいな練習嫌いがいると思えば、練習大好き!って人も世の中にはいるもんです。

もうね週に3回4回と練習に行ったりして。練習嫌いのボクからすれば全く理解できないわけですが、「練習は裏切らない」って言葉があるように、やっぱ練習をコツコツやってる人はそれなりに上達するわけですよ。

でもね、なかにはめちゃくちゃ練習するのに全く上達しない人もいるわけですよ。同じだけ練習してるのに上達する人としない人の違いはどこにあるのか?

答えは簡単で練習の内容。

上達する人はドリルをやったり、本番を想定して球を打ったり、自分の弱点を克服するような練習を効率よくやってるわけです。

で、上達しない人の練習はというと、とにかく球数を打つだけ。多少はどういう球を打とうかとかは考えてるんでしょうが、とにかくブンブンクラブを振り回して打ちまくる。

「どんな練習をしたか」ではなく「何球打ったか」が重要なわけです。

ボクの周りにもこのタイプの人が何人かいて、とにかくダーッと力任せに球を打ち、ちょっと疲れたら水分補給をしながらちょこっとだけ休憩。そしてまたドーッと球を打つ。ラウンド全日なんか特に気合入っちゃって、コースで会ったら「いや〜昨日10カゴ打っちゃって筋肉痛だよ〜」なんて言ってる。


あのね、それ練習じゃなくて、ただの運動だから!


とにかく球を打って、汗をかいて、気持ちよかった〜的な。これでビールが美味いぞ〜的なね。

そんな「運動なヒト」は今日も汗だくになりながら、今日は何カゴ打てるかってことに命をかけてるわけです。

その体力や継続する力を少しでも良い方向に向ければすぐにゴルフも上達すると思うんですけどね・・・。

上達よりも運動がしたいわけだから言っても無駄なのかもしれませんが。

しかしこれもゴルフの一つの楽しみ方なんでしょうな・・・ゴルフ、奥が深いぜ!


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