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レジェンドの証!永久シードってどうやって獲得できる?
まずシード権とは、ゴルフツアーの出場権利のことで、これがなければ予選会から勝ち抜いてツアーに出場しなければなりません。
基本的に、その年の成績などに応じて来年のシード権を獲得するものです。
しかしある一定条件を満たすことによって、半永久的にツアーへの出場権を認められるものです。
まさにレジェンドゴルファーの仲間入りとも言うべき永久シードは、どのようにして獲得できるのでしょうか。
現在永久シードを獲得している選手は誰?
まずPGAツアーでは
リオオリンピックでも活躍したフィル・ミケルソンや、現在調子を落としているもののメジャー選手権を4連続優勝するなど輝かしい成績を残しているタイガー・ウッズなどが現役選手として永久シードを獲得しています。
JGTOツアーでは
AONと呼ばれたゴルフ界のレジェンド、青木功やジャンボ尾崎、中島常幸などが永久シードを持つゴルファーとして有名ですね。
また現役選手では片山晋呉選手もその一人です。
JLPGAツアーでは、ゴルフ番組の解説ですっかりお馴染みとなっている森口祐子、樋口久子、岡本綾子らが名を連ねます。
現役選手では不動裕理選手永久シードを獲得していますね。
永久シード獲得の方法 アメリカPGA
それぞれツアーで永久シード獲得の方法に違いがあるんです。
まずアメリカPGAツアーから見てみましょう。
・ツアー競技で通算20勝
・合計15年以上PGAツアーのツアーメンバーとして活動
この2つの条件を満たすことが必要になります。
また「プロ選手として適切な成績を維持し続けなければならない」という項目も加わっています。
具体的な数字などはないようですが、永久シードを維持するには心身ともに鍛錬を続けていかなければならないことは間違いありませんね。
ちなみに2016年の段階で37名の永久シード保持者がいます。
永久シード獲得の方法 日本JGTO
日本男子では1973年にツアー制度が始まりました。
こちらでの条件はただ一つ。
・1973年以降の試合で25勝以上
現在のツアーでは年々試合数が減少傾向にある中で、25勝というのはレジェンドとしての証そのものですね。
とはいえプロゴルファーもアスリートとして日々練習を積んでいます。
そんな中で故障や体力の衰えなどの問題を抱える選手も数多いと聞きます。
ゴルフの技術はもちろんのこと、メンタル面のケアや、試合に出続ける体のケアも欠かせない要素になっていることでしょう。
現在7名の選手が永久シード権を保持しています(故人含む)。
永久シード獲得の方法 日本JLPGA
日本女子ツアーでの永久シード獲得条件も一つです。
男子よりも多い
・ツアー30勝以上
というものですね。
6名の選手が永久シード権を保持していますが、現役は不動裕理選手ただ一人です。
永久シード獲得者には、日米通産72勝を誇る樋口久子(元日本女子プロゴルフ協会会長)や、全米女子ツアーでも賞金王を獲得するなど”世界の岡本”と名高い岡本綾子など、そうそうたる顔ぶれが並びます。
現在も解説や後進の育成などに携わり、ゴルフ界発展に尽力している方も多いですね。
まさにゴルフ界で「伝説」の証となる永久シード獲得には、こんな条件があったんですね。
現役選手として大会出場を続けている選手はやはり独特の雰囲気を持っていますよね。
若い選手たちもいつかはレジェンドとして名を刻む時を夢見て、日々がんばっていることでしょう。