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Taddy Bear
マイ目土袋でスマートゴルファーを目指そう!
フェアウェイをクラブで削ると跡が残りますよね。これをディボットマーク(ディボット跡)と言います。
放置すると芝が生えるのが遅くなり、コースに損害を与えることにもなりかねません。また後続プレーヤーにも迷惑がかかります。
目土(ディボットマークの修復)はゴルファーのエチケット。
自分だけの目土袋があれば目土も積極的にしたくなるはず。マイ目土袋、持ってみませんか?
目土も自分で修復作業するのがセルフプレーのエチケット
最近、よほどの名門コースでない限り、キャディさんがつかないセルフプレーが主体になってきました。
カジュアルになるのはいいことですが、反面、ゴルフのエチケットを知らないプレーヤーが増えていることも事実。
セルフプレーは、本来キャディさんが担う仕事を自分で負うということ。その分、プレー料金が安くなっているわけですね。
キャディさんの仕事は多岐に渡ります。
ボールの行方を追いかけ、必要なクラブを持っていき、グリーンではボールを拭いて忘れ物がないかチェック。
その上で、ホールの風向きだとか落とし所だとか、グリーンの傾斜や芝目を教えるのですから大変な仕事です。
このような作業を、自分の分だけでもきちんと行うのがセルフプレーのエチケットです。
目土もその1つ。
大ダフリして笑いながら放置するなんて、セルフプレーの資格、まったくありません。
目土用の砂はティーイングエリア付近、目土袋はカート後方に用意されているので、セルフプレーの時はこれらを利用して、自分のディボットマークを修復してください。
各メーカーが販売している目土袋でコーディネート
目土作業はエチケットだとしても、問題点がないわけではありません。
たとえば1台のカートに1個しか用意されていないこと。
キャディマスター室に頼めば人数分貸してくれるところもありますが、やはり数に限りがある備品を多く借りるのは気が引けるものです。
結局、1個を使い回しすることになるのですが、フェアウェイに出ればプレーヤーの位置はバラバラ。
1個の目土袋が行ったり来たりして、進行が遅くなります。
最初こそ真面目に使い回ししていても途中から面倒になってつい、手を抜いてしまうこともあるでしょう。
そんな問題点を解決するのが自分専用の、マイ目土袋です。
すぐにメンバー全員が持つということは難しくても、あなたが素敵なマイ目土袋を使うようになれば、きっと他の人も使い出すようになるはず。
セルフプレーが基本のゴルフ部学生さん、必ず自分のディボットマークに目土しています。
見習いたいですね。
目土袋、各ゴルフメーカーから販売されています。
ウェア1枚分にも満たない価格ですが、クラブと同じメーカーのマイ目土袋を持てば最新ウェアよりも目立つこと間違いありません。
なお、スコップの購入も忘れずに。これがないと適量の砂を入れられません。
軽量なものや、折りたたみタイプなど、いろいろ販売されているので、目土袋とコーディネートして選んでくださいね。
お気に入りのトートバッグを目土袋専用にする
目土袋にルールの規定はありません。砂が入ればどんな袋、バッグでもいいんです。
極端な話、コースへ行く前の朝、コンビニでおにぎりを買った時のビニール袋でも構わないのです。
スコップはスコアカードを折れば十分、代役を果たしてくれます。
使い終わったらキャディマスター室前のゴミ箱に廃棄していけば余計な荷物が増えることはありません。
とはいえ、男性ならともかく女性がコンビニ袋ではあまりに無粋というもの。
市販の目土袋にお気に入りがない、高いと感じたなら、家に余っているトートバッグを目土袋専用に使ってみてはいかがでしょう。
目土袋に最適な条件としては、砂が入れやすいように間口が広いこと、あまり大きいと邪魔になるので小ぶりであること、砂が重くなるほど入れる必要はありませんが、やはり作りがしっかりしていること、の3つです。
キャンバス地であれば洗濯もしやすいですね。
一般に販売されているトートバッグの中にも安くて丈夫、目土袋にぴったりな商品があります。
修復のコツは軽く踏んで平らにすること
目土、といっても実際は砂です。
管理の行き届いたコースになると砂に芝の芽を入れているところもあります。
たとえ芽が混入されていなくてもディボットマークに砂をかけるだけで、芝の再生が早くなります。
ただし、砂のかけ方はちょっとしたコツがあるので覚えておきましょう。
大ダフリで広い面積の芝を刈り取った時はそれなりの量が必要になりますが、一般的なディボットマークであればスコップの半分〜1杯分ぐらいの砂で十分。
多過ぎると山盛りになってしまうので適量を覚えておきましょう。
山盛り状態のところにボールが止まると、せっかくフェアウェイへ打ったのにハザード状態になってしまいます。
軽く盛る程度に砂を入れたら軽く踏んで平らに均します。
ディボットマーク幅より少しだけ広がる程度がベスト。
見られているからするわけではありませんが、黙々と当たり前のように修復作業をしている姿は、スコアカードばっかり見ているプレーヤーよりもずっと、スマートに見えますよ。
ただし、ディボットマークの修復、意外と中毒性があります。
やり始めたら止まらなくなってプレーが遅れた、なんてことがないように注意しましょう。