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PAR RUSH 01

ゴルフの流れが切り替わる「ポイント」を感じますか?〜新ラウンド日記第20回

ゴルフは、流れのゲームだと言われます。

皆さんの中にも、そのことを感じている人は多いと思います!

では、ラウンドの中で、ここが流れが切り変わるポイントだったと、感じたことはありますか? または、ここで流れが変わるな! と感じることはありますか?

今回は、本当に微妙なゴルフの、まさにその『ゲームの真髄』とも言える、「ゲームの流れ」にスポットを当てて考えます!

パーを早く取りたくても、なかなか取れないことがある!

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スタートをして、ボギーでのスタートなら「まだ先はあるし、踏ん張って行こう!」と、気持ちを切り替えることができます。

しかし、いきなりダボを叩いてしまうと、これはもう非常事態です。ご存知の通り、ダボはボギーペースに戻すのに、必ずパーを1個取らなくてはなりません。

そして、このいきなりのダボが、肩にずっしりと重くのしかかってきます。

でも、次はしっかりとパーや悪くてもボギーで、流れを作ろう! と意気込んで、プレーします。

ところが、一度傾いた悪い流れは、そう簡単に戻りません。次のホールでも、ミスが出て、難しいところに行ってしまい、終わってみればまたダボになってしまいました!

「え、2ホールで4オーバーじゃないか!」これは大変だ! ハーフで最低でも2つのパーを取らないと、ボギーペースに戻せない!

残りは7ホールしかないから、当然ボギーが出てしまうホールを考えると、そろそろパーを一つでも取っておかないとどんどん苦しくなります。

パーが来ないと、「我慢しなくては!」と思っているのに、先にダボが来てしまう!〜悪い流れに傾いている!

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そのように追い込まれた状況の中で、3ホール目にやっとショットも安定して、パーオン、グリーンへ行ってみると、ピン上ですが1メートルのバーディーチャンスです。

これは、流れを変えるチャンスだと思います。

しかし、このパットは簡単ではありません。まだ寒い日の朝のグリーンなので、速さが一定していません。

上からのパットは強気で行けずに、少し切れて入りませんでした。これを決めておきたかった!

このバーディーが流れを変える、絶好のチャンスになったはずなのに……「あ、残念!」。

ナイスパーは忘れて、バーディーを逃したことで、頭はいっぱいです!

でもこのパーで、とりあえず一つは返して、あと一つです。

しかし、このあとが本当に大事なのです! 一つ返したところで、残りのホールも、悪くてもボギーでしのがなければいけないのです。

ところが、次ホールで、2打目をミスして3打目もショートして、その後寄せたのに、短いパットを外して、またダボにしてしまいます。

4ホールを終えて、6オーバーは崖っぷち以上です!

「あ、今日はダメだなぁ!」と感じていたら、突然流れが変わるポイントが来ます!

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その後も、チグハグなイージーミスが止まらず、6番を終えたところで、9オーバーになっていました。

こうなったのは、ダボが止まらずに、パーよりも先にダボが来る、という悪い流れを何とかしようと、もがけばもがくほど、深みにはまるという最悪のパターンでした。

「今日はダメだなぁ!」と思いながら、7番パー3のティーショットは、グリーンわずか手前のエッジで、これはしっかりと寄せてパーを奪取! ショットもパターの寄せも、開き直った結果でした。

これで、流れが変わったと感じても、時すでに遅しで、9オーバーの崖っぷちは変わりません!

しかし、このパーを大事にしようと感じて、次のドライバーに集中しました!

状況は崖っぷちですが、良いパーを拾ったことで、気持ちは変わっていました。

ここで、今日イチのドライバーショットが出て、今までで最も飛んでいました。完全に1クラブ違う飛距離でした。2打目も無心でショットして、番手通りの距離でした。

ここを手堅くパーとして、崖っぷちで2ホール踏ん張りました。

さらに、最終ロングホール(パー5)もドライバー、3番ウッド(3W)ともにナイスショットで、3打目のアイアンも、手前のピンに対してエッジに運び、パターで寄せてお先にのパーで、最後まで踏み止まりました!

流れは、7番ショートホールのパーで、変わっていました!

その流れを切らさないように大事にプレーする!〜すると流れを引き寄せることができる!

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そのまま、スルーで後半のプレーに入りました。

この流れを切らさずに、そのまま継続できたポイントは「スループレー」でした!

後半スタートのロングホールも、ドライバーは会心、難しいライからの2番ユーティリティも会心、3打目のウェッジも手応え十分で、バーディーを狙える位置でした。

まだ、流れは傾いたままです。惜しくもバーディーは逃すも、楽々パーで通過しました!

しかし、次のミドルホール(パー4)で2打目がやや引っかかり、斜面に落ちました。難しいアプローチでしたが、寄せワンのパーも狙える位置に、ボギーオンしましたが、下りのパットを打ち切れずに、ボギーでした。

「ここで、流れが切れたかな?」と思いましたが、まだまだ淡々とプレーを続ける余裕がありました!

この慌てず、淡々としプレーで、流れは切らせませんでした。

そして、次の3番ロングホールで4メートルほどのバーディーパットが入ってしまいました。これで、前半の7番からイーブンを続けています!

さらに、このバーディーで流れは加速して、続くショートホールではアプローチが寄らずにボギーのピンチも、下からのパットが入り、寄せワンでイーブンを続けます!

その後も、安定したショットと、アプローチが寄りパットが入るを続けて、後半は6番までイーブン、前半の7番から後半の6番までの9ホールを、イーブンという快調なゴルフを続けていました!

「今日は良いなぁ!」と思っていると、また突然流れが変わるポイントが現れる!

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あと3ホールで、パープレーもあるかな? と、思っていましたが、7番のドライバーが少しフックして、ショットの好調さに陰りが見えました。

しかし、2打目をパーオンして、まだ流れは続いていると思っていましたが、ここで思わぬ落とし穴が待っていました!

今日のラウンドの中では、最も長いファーストパットを、打ち切れずにショートして、3パットのボギーになりました。ここがまた流れが悪いほうに変わるポイントでは? と感じました。

ここは入れなければいけない、自分で流れを切ってしまいました。

案の定、次のホールのドライバーは、左へのフックを嫌がって、右のラフで、木がややスタイミーになる2打目です。

普通のラウンドなら狙いたいところですが、今日は冷静に、ピンまで60ヤードのところにレイアップして、バンカー越えのウェッジショットをピン下に打ち、ボギーになりましたが、無理をせずにしのいだと思います。

最終のミドルは距離があり、2打目は195ヤードありましたが、グリーン手前に運び、アプローチはもう少し突っ込むべきでしたが、楽々ボギーで上がりました。

上がり3ホールのボギーは本当に残念ですが、トータルでは少し長いパットも入ってくれたので、ラッキーと考えて、内容としてはとても良いラウンドでした。

流れの変わるポイントを、感じることができ、流れを切らさないことを肝に銘ずるラウンドでした!